サウジアラビアメディアの取材を受ける興梠。印象に残った選手として相手エースを挙げた。写真:塚越 始

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 サウジアラビアから帰国した浦和レッズが11月21日、ホームでのACL決勝、アル・ヒラルとの第2戦に向けて、大原サッカー場で今週唯一の公開トレーニングを行なった。身体に負荷をかける走力練習やボール回しなど、選手たちは軽めのメニューで汗を流した。
 
 18日のアウェーでの第1戦は、ラファエル・シルバの貴重なアウェーゴールにより1-1に持ち込んだ。その試合の前後半に一度ずつレーザー光線を目に受けてプレーを妨害された西川周作は、「(アピールなどしなかったのは)気にならなかった。これまで中東でも何度かそういう目にあってきたが、プレーするうえで問題なかった」と語った。
 
 また、決勝第1戦後にアル・ヒラルのサポーターと思われる複数の人物から自身のSNSに差別的な書き込みをされたR・シルバは、「もしも、そのような意図があったとしても、僕には届いていない。そのようなことで僕を傷つけることはできない。第2戦に集中するだけ」と意に介していなかった。
 
この日はサウジアラビアのメディアであるアル・ジャジーラが練習場に訪れ、興梠慎三や槙野智章に直撃取材を行なっていた。興梠は取材に対し、「ACLでは今季ホームで負けていないという強みを生かし、アウェーでの第1戦とは異なり、前から積極的に仕掛ける戦いを見せたい。(印象に残ったのは)1トップの選手で(77番のオマル・ハルビン)、身体がとても強く、ボールがよく収まっていた」と語った。
 
 取材後、興梠は自ら手袋をとって記者に握手を求めた。喜んだ記者と記念撮影するなど、フレンドリーに対応していた。
 
 アル・ヒラルとの決勝第2戦は11月25日午後7時15分から、埼玉スタジアムで行なわれる。第1戦を1-1で引き分けた浦和は、アウェーゴールルールにより、0-0でも優勝できる優位な立場にいる。アル・ヒラルはすでに来日し、練習を積んでいる。
 
取材・文:塚越 始(スポーツライター)