主演は亀梨和也

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 KAT-TUNの亀梨和也が、2018年1月より放送される連続ドラマ「FINAL CUT」(カンテレ・フジテレビ系、火曜よる9時)で、主演を務めることが発表された。亀梨にとって、月9ドラマ「サプリ」(2006)以来11年半ぶりとなるフジテレビ系連ドラ主演作で、復讐に人生を捧げた男にふんする。劇中では、今作のためにトレーニングを重ねたパルクールを取り入れた動きも披露するといい、亀梨は苦労を明かしつつも「初挑戦ですが、頑張ります!」と意気込んでいる。

 本作は、母親を殺人事件の犯人扱いの末に自殺に追い込まれた過去を持つ男の復讐を描く物語。亀梨演じる主人公・中村慶介は、事件から12年の時を経たいま、真犯人を探し出し、母を追い詰めた者たちへの復讐を果たすため動き始める。公開されるとその人にとって致命的となる映像“ファイナルカット”を突きつけることで、慶介は対象者たちを「ある目的」のため、言いなりにしていく。そんな中、ターゲットの1人を愛してしまったことで復讐のシナリオに狂いが生じ……。

 亀梨は、本作で演じるキャラクターを、「今回、復讐に燃える役どころは初めてですが、慶介は何を思って生きているのかが掴みにくい人物なので、非常に手ごわいキャラクターですね。怒りや悔しさだけではなく、さまざまな感情を秘めた慶介の本質が、ターゲットを追い詰める時に透けて見えるように演じていきたいです」と語る。カンテレ・豊福陽子プロデューサーは彼について、「華やかでたくましいエンターテイナーとしての輝きがある一方で、どこか切なさを秘めた繊細さも感じさせる不思議な魅力の持ち主」と分析し、そんな“太陽と月”のような対極をあわせ持つ亀梨であれば本作での役どころを演じきれるはずとオファーに至ったという。

 共演キャストには、藤木直人、橋本環奈、林遣都、高木雄也(Hey! Say! JUMP)、やついいちろう、杉本哲太、水野美紀、佐々木蔵之介らがそろう。豪華俳優陣が集結する中で、亀梨は座長を務めることになるが、「僕は共演者やスタッフの皆さんと過ごす時間がエネルギーであったり、作品やキャラクターの広がりや深みを感じていくタイプなので、現場の皆さんとの良い関係性の中で、その瞬間ごとに自分が用意してきた以上のものを生み出せたらいいなと思います」とコメント。パルクールに挑戦することについては、「本当に大変ですね(笑)」と苦労もあるようだが、「僕もドラマ好きなのでアクロバチックなシーンが出てくるとうれしいし、すごくキャッチーなシーンになると思います」と期待を寄せている。(編集部・小山美咲)