南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)から韓国側へ亡命する際に銃撃を受けた北朝鮮兵が搬送先の亜州大病院(京畿道水原市)で2回目の手術を受けた。手術終了後、兵士の容体について説明する執刀医=15日、水原(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)で韓国側へ亡命する際、北朝鮮軍から銃撃を受け、韓国で2度の手術を受けた北朝鮮軍兵士がテレビを見たいと求める程度に回復したことが分かった。

 韓国政府消息筋は21日、「北の兵士はテレビを見たいという意思を伝えるなど意識が回復した。韓国に来たという心理的な安心感を与えるために韓国映画を流し、兵士はこれを視聴する程度に回復した」と説明した。

 兵士は医療スタッフに対し食べ物を求め、体の痛い部位を示すなどはっきりと意思を伝えることができるようになり、危険な状態はほぼ乗り越えたという。

 また、病院側は兵士が心理的な安定を得るように、病室に太極旗(韓国国旗)を飾った。これについて同消息筋は「銃撃を受けたことで兵士が強いストレスにさらされた。韓国に来ることができたと安心してもらうために、病室に太極旗を飾り、心を安定させる治療を並行して行っているものと承知している」と話した。 

 22日には兵士が治療を受けているソウル近郊の亜州大病院で、兵士の状態に関する会見が行われる予定。兵士の身元などを確認するための尋問は3〜4日後に行われる見通しだ。