MLB屈指の名センターとして活躍したブレーブス時代のアンドリュー・ジョーンズ【写真:Getty Images】

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元楽天ジョーンズがMLB殿堂入り候補に選出、伝説のスーパープレーに再び脚光

 米大リーグの2018年の野球殿堂入り有資格者を発表し、NPBの楽天で活躍した助っ人が選出。センターの名手として知られたスターの往年のスーパープレーをMLB公式動画サイト「Cut4」が紹介し、伝説の「忍者キャッチ」が脚光を浴びている。

 栄えある殿堂入り候補に名を連ねたのは、ブレーブスなどで活躍したアンドリュー・ジョーンズだ。

 この日発表された有資格者候補33人に選出。「Cut4」では「AJ」の愛称で親しまれたスターに脚光を当て、輝かしいキャリアを振り返っている。ブレーブスで98年から10年連続でゴールドグラブ賞を受賞した守備の名手。なかでも、伝説のスーパープレー3つを動画付きで紹介し、インパクトを残したのが「忍者キャッチ」だ。

 99年9月8日のアストロズ戦の3回だった。打者が打ち上げたセンター後方への大飛球。これに反応したのが、中堅手ジョーンズだった。背番号25は打球を見上げ、背走しながら猛ダッシュ。しかし、白球はなかなか落ちてこない。そして、フェンス間際に到達した次の瞬間だった。

「頭上を超えてもお構いなしだ」…楽天時代は“四球王”で往年の守備は封印

 ジョーンズは軽やかにジャンプ。体をフェンス側に向けたまま、空中で両手でグラブに収めた。ただ、フェンスに激突直前。しかし、ここからが凄かった。巧みに両足でフェンスを蹴って衝撃を吸収し、あたかも忍者のように跳ね返って着地してみせた。記事でも一連のプレーとともに「頭上を越されてもお構いなしだ」と絶賛している。

 当時のプレーはMLB公式Youtubeチャンネルも「アクロバティックキャッチ」と評し、紹介している。

 ジョーンズといえば、05年に本塁打&打点の2冠を獲得して打棒でも一流を極め、その後、13年から楽天でプレー。主に指名打者で出場した。2年連続で四球王の選球眼を誇り、一塁に悠然と歩くシーンは何度も多かったが、36歳を迎えた体格も当時よりかなり大きくなっており、往年の守備を見る機会は少なかった。ただ、チームの貢献度は高く、13年に球団初の日本一に牽引した。

 16年に引退したが、それでも、殿堂入り候補に名を連ね、メジャー史に残る名選手だったことを証明した「AJ」。それと同時に伝説の「忍者キャッチ」も再び脚光を浴びている。