R・シルバ、人種差別投稿に“眼中なし”強調 「僕には背中についている人が大勢いる」

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ACL決勝第1戦後に自身のインスタグラムに悪質なコメントが届く

 10年ぶりのアジア制覇に向け、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝に勝ち残っている浦和レッズのFWラファエル・シルバは、自身のインスタグラムに寄せられた人種差別的なコメントについて「傷つける意図があったとしても届いていない」と話した。

 シルバは現地時間18日の決勝第1戦、敵地アル・ヒラル(サウジアラビア)戦の前半7分に貴重なアウェーゴールとなる先制点を決め、1-1の引き分けに大きく貢献した。しかし、その試合直後からシルバのインスタグラムには、猿や中指を立てる絵文字、黒い色の足跡、バナナなどといった黒人差別を連想させるコメントが相次いで投稿されていた。

 浦和が日本に戻って25日の決勝第2戦に向けたトレーニングを本格的にスタートさせたこの日、練習後に取材に応じたシルバはそうした投稿に対して、眼中にないことを強調した。

「正直、心から言わせてもらうと、あの発言は何も僕にダメージを与えていない。傷つける意図があったとしても届いていないし、集中している場所が違う。支障は全くない。僕には背中についている人が大勢いる」

右足の状態は「少し痛いけど大丈夫」

 シルバは第1戦の試合中に右足を痛めて途中交代となった。懸念される状態については「歩くのは問題ない。角度を入れて踏み込むと少し痛いけど、(試合まで)時間があるから大丈夫」と語り、第2戦への出場に問題ないことを強調した。

 思わぬところで騒動に巻き込まれたシルバだが、アジア王者に向けて集中力を削がれた様子は全くなかった。今季のACLで大会8ゴールを挙げているスピードスターは、ホームでの第2戦で浦和を10年ぶりのACL制覇に導こうとしている。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images