コンビニエンスストア大手の「セブン-イレブン」が「シェア自転車」の貸出・返却の拠点になる。

2018年度末までに1000店に設置へ

日本経済新聞は20日、セブン-イレブンが、2018年度末までに首都圏や地方都市の1000店に「シェア自転車」5000台を設置する計画だと報じた。

ソフトバンクとその子会社が昨年11月に提供を始めたシェアサイクリングサービス「HELLO CYCLING」と連携。スマホなどで拠点の検索や利用予約、決済までを簡単にでき、登録されたすべての拠点で返却が可能。登録した交通系ICカードをかざすだけで、予約せずに自転車を利用できる。料金は地域や時間などで異なるが、15分60円がメインだという。

まず、さいたま市内の9店で始め、来春をめどに横浜市などに展開、18年度中に首都圏や全国の主要都市に拠点を広げる。

出典:「ソフトバンク」Press release

設置店で、来店客数が約2%高に

セブン-イレブンは昨年12月に、ドコモ・バイクシェアと連携し東京都港区の2店舗にサイクルポートと自転車を設置。現在は渋谷や新宿、文京など複数の区に設置している。

日経新聞によると、シェア自転車の拠点がある店舗は、近隣店舗と比べて来店客数が2%ほど高く推移し、ソフトバンクとの提携後もドコモ・バイクシェアと連携したサービスを続けるという。

出典:「ドコモ・バイクシェア」News Release

集客、環境への効果を期待

シェア自転車の拠点設置は、セブン-イレブンの集客数増加に加え、二酸化炭素削減や地域の活性化、健康増進といった効果も期待できる。

シェア自転車はアメリカやスペイン、中国や台湾など海外でも広く利用されており、貸出・返却拠点の密度が高いほど1台あたりの利用回数は増加する傾向があるという。

拠点づくりが普及への課題の1つとされていたが、国内に約1万9800店を展開するセブン-イレブンと提携することで、多数の場所を確保できる。

ネット上には「放置自転車も減る」という声

報道を受けて、ネット上にはさまざまな反響が寄せられている。

「都心だと、駐輪スペースが無さそうな店舗も多い」「通勤・通学時間帯は借りられる自転車がなくなりそう」「盗難が心配」「コンビニ店員の負担が増えるのでは」と懸念する声の一方、歓迎する声も多い。

「月定額で借り放題のプランが欲しい」という意見もあった。