「老後は一人かも?いくらかかる?」不安を消す6ステップ

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「老後はひとりかも?」――この不安は、いま独身の人でも、結婚していても、他人事ではありません。

◆人生90年時代、長〜〜い老後をどうする!?

 2015年の国勢調査によれば、50歳での生涯未婚率は男性で22.8%、女性で13.3%です。結婚しているカップルでも3組に1組が離婚しているそうです。さらに、2030年には4人にひとりが独身者になるという調査データもあります。

 しかも超高齢化が今後ますます進むのは確実で、厚生労働省の出した「簡易生命表」(平成28年)では、女性の2人にひとりが89.7歳まで生きると予測されています。

 つまり、定年後のセカンドライフ(老後)が30年以上もあり、その長い期間をひとりで過ごすことになる人も多いのです。

 そうなると、一番の不安はお金でしょう。そのお金の不安は、30〜40代の働き盛りの世代こそが抱きがちだと言われています。老後のことなんてまだ先と思いがちですが、今から意識しておくことで、その不安は解消されます。

 そこで、安心の老後生活のためにするべきことを、『ひとりでも一生困らない老後資金完全ガイド』の識者であるファイナンシャルプランナー(以下、FP)のみなさんに聞いてみました。

◆1)女性も、少しでも長く働き続ける覚悟を持つ

 まず、女性の生涯賃金の目安は、大学卒業した正社員で2億1800円。非正規社員で1億2000万円という統計があります。お金を作るにはまず「働くこと」が重要になってきます。

「これからの時代、女性は結婚してもしなくても、少しでも長く働き続ける覚悟を持つことが重要ですね」(FP・中村芳子さん)

◆2)人生設計をイメージして書き出す

 やみくもに不安を抱えても、どのように準備を始めたらいいのかわかりません。まずは、人生設計をイメージしてみることが重要です。FPで節約アドバイザーの丸山晴美さんはノートに書くことをすすめています。

「書くことで、自分のやりたいことが自然と見えてきます。今の私が10年後の私に何をしてあげられるだろう? と思いながら書くと、より明確になってきます」

◆3)自分の資産を把握して、何歳までにいくら貯めるか計画

 まず、老後の資金はどれだけ必要なのかをざっくりしミューレーションしてみましょう。

「65歳でリタイアして90歳まで生きた場合だと、一般的にはシングルだと2000万円くらい、夫婦の場合には3000〜6000万円くらいかかると言われています」(FP・風呂内亜矢さん)

 でも、今の時点でほとんど貯金ができていない、という人も多いのでは? ましてや年金では生活できないと言われているのに……。

「公的年金の破綻の心配はしなくて大丈夫です。ただ、将来もらえる年金額は今よりも減り、年金を受け取る年齢も引き上げられる可能性が高いので、現役の今、老後のためにお金をつくっておくことが重要です」(FP・山崎俊輔さん)

◆4)家を買う必要があるかシミュレーションする

 マンションなど住宅の購入はリタイア後に住宅費がほとんどかかなくなるため、購入を考える人も多いはず。でも、やみくもに買っても値下がりしてしまったり、ローンだけが残ってしまったりしてしまうケースもあり、慎重に選んだほうがよさそうです。

「30歳の女性の場合は35年ローンでもよいですが、40歳の女性が35年ローンを組むと、75歳まで働いて返済することになり、負担が増えてしまいます。もし40歳以降に購入するなら自分がリタイアしている年齢までに返済し終えるプランが前提と言えます」(FP・大竹のり子さん)

◆5)親を介護することになっても、絶対に仕事を辞めない

 また、親の介護にお金がかかるという心配もあります。でも、心配をひとりで背負わないほうが重要だと言います。

「親の世代のほうが、年金でも退職金にしても恵まれています。親の立場からすれば、すべて子供の世話になろうと思っている人は多くないはず。親の介護費用ありきで老後資金を考えないほうがいいですね」(大竹さん)

 もし、親を介護することになっても仕事は絶対に辞めないことが重要。さらに、国や会社の制度を理解してうまく利用して負担を軽くするのがいいのです。

◆6)今すぐ、1日でも早く、資産づくりを始める

 安心の老後生活のためにはは、「1日も早い段階からコツコツと貯蓄と投資を含めた資産づくりの仕組みをつくる必要があります」(山崎さん)

 貯蓄はしたいものの、投資に関しては尻込みする女性は多いと思います。リスクが怖いのなら、リターンは少なくてもリスクは低いものなどがあるので、ぜひ、気づいた時に向き合ってみてはいかがでしょうか?

<TEXT/女子SPA!編集部>