お米の正しい研ぎ方、知っていますか?ただ水ですすいで炊くだけ、と思っているかもしれませんが、その水ですすぐ段階しだいではお米の味が格段に変わるのです。この記事では、意外に間違われることの多いお米の炊き方について見ていきます。

手順1.水を張ったボウルにお米を投入する

お米を研ぐときには、炊飯器の御釜やボウルなどにお米と水を入れますよね?このとき気を付けて欲しいのは、「水の方をお米より先に入れる」というポイント。お米の入ったボウルに水を足していく方法はNGです。なぜなら、乾燥したお米はとても水を吸いやすい状態だからです。もしもお米の入ったボウルに水を足していくと、水が溜まる間にお米はどんどん水を吸収してしまいます。そうなると、お米は付着していた糠や汚れなども水と一緒に吸収してしまうのです。綺麗な状態で炊くからこそお米は美味しいのですから、汚れが吸収されてしまうわけにはいきませんよね。まずは先にボウルなどに水を溜めておいて、そこにお米を投入するようにしましょう。

手順2.素早くかき混ぜて水を捨てる

水の中にお米を投入したら、素早く手でかき混ぜましょう。米糠や油、汚れなどが浮いてきます。水が白く濁ったらすぐに水を捨てましょう。サッとかき混ぜて水切り、といった流れですね。素早く水を捨てないと、お米が濁った水を吸収してしまいます。なるべくスピードを意識してください。

手順3.お米とお米をすり合わせて研ぐ

水を捨てたお米を手で研いでいきます。お米とお米をすり合わせて汚れを落としていくのが目標です。柔らかく握るような形に丸めた手で、ボウルの中をぐるぐる混ぜるように研いでいきましょう。力強くお米を握ったり、かきまぜるような研ぎ方はNGです。お米が割れて細かくなってしまいます。また、お米を水に浸けた状態で研ぐのもNG。水中だとお米同士が上手く擦りあわないため、汚れを研ぐことができません。

お米を研いだら、ボウルに水を入れてお米をすすぎながら研ぎ汁を捨てます。これを2〜3回程度繰り返しましょう。3回ほど研ぎとすすぎを繰り返せば、研ぎ汁もある程度透き通ってきます。しつこくすすぎすぎると、今度はお米に元からあった栄養分まで落ちてしまいます。研ぎ終わったお米は、そのまま炊飯器にセットして炊いてください。ちなみにお米と一緒に大麦を入れて炊くと、ダイエット効果が期待できますよ。ご飯に混ぜて炊くだけ!大麦でダイエット成功者続々


writer:さじや