C・ロナウドのスピードが低下? 同い年の32歳DFに“走り負けた”とスペイン紙が問題視
アトレチコとのダービーで、ファンフランに走り負けたシーンに衝撃
レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、今季リーグ戦1ゴールと鳴りを潜めている。
稀代のスコアラーはシュート55本でわずか1ゴール、成功率「1.8%」という低調なパフォーマンスによって非難を浴びているが、スペインメディアではさらに「スピードの低下」を問題視する声も出ている。
「議論 ファンフランへのボールで走り負けたクリスティアーノ・ロナウドはスピードを失ったのか」と特集したのは、スペイン紙「マルカ」だった。レアル寄りの論評で知られる同紙が問題視したのは、11月18日に敵地ワンダ・メトロポリターノで行われた、アトレチコ・マドリードとのダービーマッチでのワンシーンだった。
前半16分、アトレチコのCKをクリアしたレアルがカウンターに出る。司令塔のMFルカ・モドリッチが前方のスペースにスルーパスを放つと、これに反応して猛然とダッシュしたのがロナウドとアトレチコDFファンフランだった。
ボールに対して中央から直線的に走り込むロナウドと、右サイドから斜めに向かったファンフラン。距離的にはロナウドの方が近かったが、先に追いついたのはファンフランだった。ロナウドの進路を阻むように体を入れてカットしてアトレチコは事なきを得たが、俊足を武器にしてきたストライカーが、同じ1985年生まれの32歳DFに走り負けたシーンは地元メディアに衝撃を与えたようだ。
計測された「トップスピード」で下回る
記事では、このプレーの直後に非情な現実がワンダ・メトロポリターノの電光掲示板に映し出されたとして、その画像を紹介している。
「最高時速 ファンフラン・トーレス 33.8km クリスティアーノ・ロナウド 32.8km」
実際に計測されたトップスピードでも、ファンフランに遅れをとっていたというロナウド。今季レアルは第12節を終えた時点とはいえ、首位バルセロナとの勝ち点差が「10」にまで開いてしまった。UEFAチャンピオンズリーグでは快調にゴールを決めているロナウドだが、リーグ戦で不振を極めているだけに、地元メディアから厳しい視線が注がれている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
【動画】「アトレチコvsレアル」のハイライト、マドリードダービーは両者痛み分け(動画期限:17年12月18日)
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