20日、環球時報(電子版)によると、東京都中野区のアパートで昨年11月、中国人留学生の江歌(ジアン・ガー)さん(当時24)が殺害された事件について、「日本人の見方はなぜ中国人と異なるのか」とする記事を掲載した。資料写真。

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2017年11月20日、環球時報(電子版)によると、東京都中野区のアパートで昨年11月、中国人留学生の江歌(ジアン・ガー)さん(当時24)が殺害された事件について、「日本人の見方はなぜ中国人と異なるのか」とする記事を掲載した。

江さんは、ルームメートの劉●(リウ・シン、●は金3つ)さんを守ろうとして、劉さんの元交際相手だった中国人留学生・陳世峰(チェン・シーフォン)被告に自宅前で刺殺された。中国では江さんの母親に同情が集まり、劉さんの責任を問う論調が強まっている。記事は、「日本で劉さんについて報じるメディアは少なく、江さんの事件は一般的な刑事事件として扱われている」とし、「いわゆる『道徳的な裁き』で事件をとらえても、解決にはつながらないと考える日本人は少なくない」と紹介した。

そのうえで、「これは日中の法律、社会観念の差を示すものだ」と指摘。「江さんの母親は、陳被告の死刑を求めて署名を集めているが、日本の法律で殺人罪は最高で無期懲役刑が一般的。犯罪の残酷さ、被告の態度、社会的な影響などが考慮され、死刑判決が出ることもあるが、被害者は複数であることが多い」とした。

記事は、「中国では非常に重大な行為であって初めて犯罪として成立する。犯罪とされれば刑は重くなる。しかし、日本は犯罪の大小にかかわらず、罪は罪として扱われ、罰は比較的軽くなることが多い」と指摘。「中国人は道徳的な判断を非常に重視する。中国メディアは江さんの母の活動は判決に影響すると伝えるメディアもある。だが、日本では裁判に長い時間をかけ、社会的な合意が形成されてから死刑判決が出されることが多い」と伝えている。(翻訳・編集/大宮)