画像は読売テレビの公式サイトより

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「私、外国人のタレントさんって嫌いなの」――。タレントの上沼恵美子さん(62)がテレビ番組で口にしたこんな一言が、インターネット上で物議を醸している。

上沼さんは2017年11月19日放送の情報バラエティー番組「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演。問題視されている発言は、経歴詐称疑惑が取り沙汰された「ショーンK」ことショーン・マクアードル川上氏(49)の近況に関する話題の中で飛び出した。

スタジオでは大きな笑い

番組では、ショーン氏の近況を伝えた10月31日発売の「女性自身」(11月14日号)記事を取り上げた。同誌記事によれば、現在は都内にある不動産会社の「顧問」を務め、月に50〜60万円の収入を得ているという。

この話題の中では、ショーン氏が出演を辞退した「ユアタイム」(フジ系、9月に放送終了)にレギュラー出演していたモーリー・ロバートソン氏が(54)が、

「アイツは(英語を)ひと言も話せない。あれはただのFMラジオっぽい発音で話す英語風味の日本語だ」

などとショーン氏を批判したことも紹介した。

こうした流れを受けて上沼さんは、「すごくハキハキ物を言うし、私このくらいのコメントする人大好き。なんでもかんでも綺麗事でわけわからんこと言う人大っ嫌いだから」とモーリー氏をベタ褒め。だが、ここで唐突に、

「私、あの、外国人のタレントさんって嫌いなの」

と一言。さらに続けて、

「だって、トーク番組が多いから、あの、(喋り方が)たどたどしい人いるでしょ。アレはもう......、ゾッとするね。悪いんですけども」

と顔をしかめながら語っていた。

こうした上沼さんの発言に、スタジオでは大きな笑いが生まれた。しかし、発言の直後に番組MCの高田純次さん(70)がハーフタレントに関する別の話を振ったことで、スタジオの話題はそちらへと移って行った。

「さすがにそれは言い過ぎじゃない?」

上沼さんが外国人タレントを「嫌い」と一刀両断したことや、その理由を「たどたどしい喋り方」だとした点について、インターネット上では「差別では?」との批判が寄せられることに。ツイッターやネット掲示板には、

「え?これって普通に差別じゃ?」
 「これを笑って許されてる時点で大問題っていうのに気がついてないのが怖いわ。おっそろしいくらいの差別発言なんだけど」
 「こういうのがヘイトスピーチっていうんじゃないのか」
 「日本語がたどたどしいからゾッとするって さすがにそれは言い過ぎじゃない?」

といった書き込みが相次いでいる。ただ一方で、「司会者からすると当然の意見」「全然問題ない」と理解を示すような意見もみられた。

ちなみに、日本語が不慣れな外国人タレントの喋り方について「ゾッとする」と嫌悪感を露わにした上沼さんは、同じ番組の中でモーリー氏をベタ褒めした際にも、

「(モーリー氏は)日本語も上手いですよね」

と漏らしていた。