混迷深まるばかりの横綱・日馬富士(33)による幕内・高野岩(27)への暴行問題。日本相撲協会の危機管理委員会(委員長・高野利雄元名古屋高検惟謙次長)が19日(2017年11月)、日馬富士から聴き取り調査を行った。

この中で日馬富士は、貴ノ岩への暴行の事実を認めながらビール瓶による殴打はなかったと否定したという。では、ビール瓶の殴打は本当になかったのか?

もともとビール瓶の話の出所は被害者の貴ノ岩から。師匠の貴乃花親方にも「ビール瓶で頭を割られた」と話し、貴ノ岩の兄のルブサン・アディアにも本人が電話で「ビール瓶で何度も殴られた」と話している。

全員から聴き取り

危機管理委は今後、貴ノ岩本人や暴行の現場に同席していた横綱・鶴竜、関脇・照ノ富士らの聴き取り調査を進めるという。教会の危機管理部長、鏡山親方も「まだはっきりしない部分もあるので、周りの人全員を聴き取りしたい」と話している。

しかし最初に加害者の日馬富士からビール瓶の殴打について否定の話が出た後では、貴ノ岩といえどもたとえ反論したくてもしづらくなる。まずは被害者やその周辺から聞くのが順当だったのではないか...。

石戸奈々子(慶大准教授)は「表に出て来るまでのプロセスの不明瞭だし、不明瞭なことばかり」とあきれる。