同じガールズグループでも売れ方は真逆?! 私立恵比寿中学とTWICEの違い【Chart insight of insight】

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 今週のHot100は、予想通り嵐がダントツの1位。そして、相変わらず米津玄師関連作が上位をキープしているが、続々と新曲をリリースしてくるガールズグループたちも元気だ。

 今週初登場でいきなり2位にランクインしたのが、私立恵比寿中学の「シンガロン・シンガソン」である(【表1】)。Mrs. GREEN APPLEの大森元貴が楽曲提供して話題となったこともあり、初動の勢いで上位に滑り込んだ。最も大きな要因は、ダウンロードを含むセールスポイントではあるが、ルックアップ(CDのPC読み取り数)も11位ということは、レンタルでの回転率もよく、楽曲主導で支持されている証拠である(黄色のグラフ)。また、ラジオのオンエア回数も31位まで上昇してきており、他のアイドルに比べてもラジオ需要があることがわかる(緑のグラフ)。ただし、動画再生数は圏外なので、今後ここが加算されていけば、上位キープも期待できるだろう。

 一方、先週の2位から1つランクを落としたが、3位にチャートインしているのがTWICEの「LIKEY」だ(【表2】)。この曲は日本ではデジタル配信のみでリリースされた彼女たちのファースト・アルバム『Twicetagram』からのリード・シングル。この表では見えないが、動画再生数では2週連続1位をキープ。セールスのポイントに関しても、フィジカルのセールスがないながらも先週が6位、今週が11位とまずまずの健闘だ。ただ、ラジオでのオンエア回数は、動画再生数と比べると圧倒的に低く、マスコミが彼女たちの人気に追いついていないという印象も感じられる。

 私立恵比寿中学とTWICEはどちらも上位ランクインで成功しているとはいえ、いずれも見せ方や売り方がまったく違う。一概にどちらが正解と言えないところが、チャートの面白さといえるだろう。Text:栗本斉