子どもへのクリスマスプレゼントと見せかけて、自分用にしちゃうヤツですね、コレ。作り手の本気度が伝わる、おもちゃの域を超えた逸品ですよ。

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【ヒット確実な新製品の「試してわかった」をレポート】



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おもちゃと呼びたくないほどの完成度

スター・ウォーズマニアも唸らせる「ドロイドの決定版」が誕生



ボール型ロボットトイでおなじみの米Sphero(スフィロ)が、BB-8に続いて商品化した映画「スター・ウォーズ」を題材としたロボットトイは、作品世界を代表するドロイドR2-D2だった。三本の脚で自在に走り回りビープ音で会話をする様子は、劇中さながらの高い再現度を誇る。これぞまさに、ファンたちが待ち望んでいたR2-D2トイの決定版。専用アプリには新たなARコンテンツも追加され、ますますプレイバリューの高いアイテムに仕上がっている。



sphero

R2-D2 App-Enabled Droid

実勢価格:2万5250円

【SPEC】サイズ:W70mm×H172mm×D108mm、機能:二脚/三脚走行・キャラクター特有の動きを再現・ARコンテンツ・一緒に映画を見るetc、対応OS:iPhone 5s/iPod 第6世代/iPad 3/iPad mini 2 以降/Android 5.0以降(Bluetooth v4)、無線操作可能範囲:Bluetooth Smart v4.0で半径30メートル、バッテリー持続時間:60分、充電時間:2〜3時間



相棒と呼びたくなる愛らしさ

R2-D2を遊びつくせ



メーカーの「これこそ君の探し求めていたドロイドだ!」という触れ込みに偽りなく、ファンの思い描いていた遊び要素がふんだんに取り入れられた『R2-D2 App-Enabled Droid』。同社が得意とする球形ロボットからは逸脱した機構になったが、足裏の無限軌道によるモーター走行、二本脚から三本脚への切り替えといったアクションは本編に忠実すぎて息をのむほど。パターン豊富なLED発光と頭部レドームの回転による首振り動作は、まるで生命を吹き込まれているようだし、劇中の名シーンを彷彿とさせるギミックの数々には、コアなファンも思わずニヤリとさせられるはず。なにしろジャワに気絶させられて倒れこむシーンまで見事に再現しているのだ。

BB-8と同様、スター・ウォーズ本編映像を一緒に観るとリアクションを取る機能、操縦せずとも自律的に動き回る「パトロールモード」を備え、教育向けアプリ「Sphero Edu」による動きのプログラミングもできるようになった。ドロイドと接続されたスマホ/タブレットを空中にかざすことで、劇中に登場する宇宙船内を疑似的に探検できる「AR(拡張現実)機能」も新たな目玉コンテンツだ。

販売価格2万円オーバーと、トイとしては決して安い買い物ではないものの、アップデートで遊べる要素がどんどん増えていくので、飽きずに長く遊ぶことができるだろう。今後もリストバンド型コントローラ「フォースバンド」やApple Watchへの対応、他のスフィロ社製ドロイドたちとの交信機能が追加される予定。ますます広がるプレイバリューには期待してよさそうだ。

ラジコンとしての操作性も良好で、いまのところ文句のつけ所が見当たらない製品ではあるが、強いて要望を挙げるとしたらレイア姫のメッセージを投影できるホログラム機能と、内部に隠していたライトセーバーが飛び出すギミックが欲しかったかな?

作り手のスター・ウォーズ愛が伝わる!

本当に欲しかったドロイドがここにある。





今回アプリに加わった新たなコンテンツ、スター・ウォーズに登場する宇宙船の内部を散歩できるAR(拡張現実)機能。スマホをかざして探検しよう!



化粧箱も含めて非常に質感の高い仕上がり。R2-D2本体には電源はもとより一切のスイッチ類が存在せず、操作は全て専用アプリから行うことになる。充電は背面のUSB端子から。フル充電状態でおよそ1時間ほど遊ぶことができる。



二本脚の状態で体を揺らすなどのコミカルな動作から、三本脚モードでのスピーディーで小回り利く走行、劇中に忠実なアクションの数々まで、アプリでの操作性はなかなか良好だ。



製品には詳細なマニュアルが付属しないが、ワンタッチで様々なアクションを楽しめるアプリの操作画面は直観的でわかりやすい。画面上を指でなぞった軌跡に合わせてドロイドが走行するといった通常のラジコンとは一線を画す操作方法も。



ドロイドと一緒に映画を観たり、Sphero製の他ドロイドと交信(近日対応予定)させたりと、関連アイテムを組み合わせるほどに楽しみが増幅する。1つのアプリに複数のドロイドを接続して遊ぶことも可能だ。

※『デジモノステーション』2017年12月号より抜粋。

text渡辺 "d." 大輔(編集部)

photo松浦文生