約8か月ぶりの先発も負傷交代となった井上

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[11.19 J2第42節 東京V2-1徳島 味スタ]

 J1昇格プレーオフには間に合うか。東京ヴェルディのMF井上潮音はJ1昇格PO進出へ向けての大一番となった徳島戦で、3月25日に行われた岐阜戦(1-0)以来、約8か月ぶりに先発。MF渡辺皓太が体調不良で欠場したために回ってきた大役を難なくこなしたが、後半26分に負傷交代した。

 渡辺が腹痛などの体調不良となり、試合当日の昼に井上に先発は告げられた。今季は開幕直後こそ順調だったが、その後は負傷により度重なる離脱。先月21日の岐阜戦で途中出場を果たし、ようやく実戦復帰。そこから3試合連続途中出場したものの、前節・京都戦はベンチ入りするに留まった。

 それでも大一番でやってきた先発のチャンス。コンディションは万全ではなかなかったものの、「90分は持たないかもしれないけれど、いけるところまでいって、あとは仲間に託そう」との思いでピッチへ立ったと言う。

 しかし1-1に追いつかれて迎えた後半21分、ルーズボールを追った際にDF井筒陸也と交錯。井筒の足が太腿に入り、うずくまった。一度は立ち上がりプレーを続行したものの、「やられたときと立ったときは大丈夫だと思ったんですが、走ったときに力が入らなかったのでだめだなと思いました」と5分後に交代。足を引きずりピッチを去った。

 チームはその後に2-1と逆転に成功。5位でフィニッシュしてPO進出を決め、26日には熊本の地で福岡と戦うことになった。本人は「いわゆる“ももかん”というか打撲というか。今日もそうですが、まずは治療にしっかりと専念して、週明けから練習に入れれば」と話すに留めたが、ロティーナ監督から『東京Vのメッシ』と称されたこともある井上の容態は気になるところ。

 それでもPO準決勝・福岡戦へ照準を合わせる20歳は「個々の能力が高いので、それがまとまってチームになると強い。それでもホームで戦ったとき、勝てない相手ではないと感じたので。自分たちが準備すれば勝てる相手だと思います」と冷静に分析。前だけを見つめた。

(取材・文 片岡涼)
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