劇的な決勝ゴールを叩き込んだジェフユナイテッド千葉DF近藤直也

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[11.19 J2第42節 千葉2-1横浜FC フクアリ]

 プレーオフ進出するには勝利が絶対条件だった。時計の針は90分を回り、スコアは1-1。残された時間はアディショナルタイムの5分間のみ。崖っぷちまで追い込まれたジェフユナイテッド千葉だったが、その残された時間で勝利を、そしてプレーオフ進出を手繰り寄せる値千金撃が生まれる。ゴールネットを揺らしたのは、DF近藤直也だった。

 アディショナルタイム2分、千葉はCKの好機を得る。キッカーを務めたFW清武功暉が右足でボールを蹴り出すと、ゴール前で近藤がフリーで待ち構える。「良いボールが来すぎた。滞空時間も長かったので、コースを狙い過ぎると外すと思ったので、真ん中に強く当てたらGKが弾くんじゃないかなという気持ちだった」。その言葉どおり、近藤がヘディングで合わせたシュートはGK高丘陽平に触れられる。しかし、前に弾かれるのではなく、勢いで勝ったボールはゴールマウスに収まり、劇的な決勝ゴールが生まれた。

「素晴らしいボールをくれたし、フリーだったので、決めなければいけなかった。コースが甘かったけど、何とか決まって良かった」

 ゴールを決めたことを確認した近藤は、雄叫びを上げながら一直線にベンチへと向かう。「あそこで喜ばなかったら、『あいつ何なの!?』ってなるでしょ」と笑いながら応えると、「あそこはやっぱり何かが湧き出るというか、やっぱりうれしかった」と感情に素直になり、喜びを爆発させた。

 7連勝でフィニッシュしたチームは、他会場の結果によって6位に浮上し、プレーオフ出場権を獲得。劇的な展開の連続に、スタジアムは興奮のるつぼと化した。近藤も「何とかここまで来れたというのは素晴らしいと思う」と笑みを浮かべながらも、「ただ、J1昇格がまだ決まったわけじゃない。浮かれ過ぎず、オフを挟んでしっかり準備したい」と翌週に開催されるプレーオフ準決勝へと気持ちを切り替える。

(取材・文 折戸岳彦)
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