ロティーナ監督は、1失点に抑えたディフェンスを称賛した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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[J2リーグ42節]東京V2-1徳島/11月19日/味スタ
 
 東京VがJ1昇格プレーオフへの進出を決めた。
 
 徳島を迎えたJ2最終節は、勝てば文句なしでプレーオフ行きが決まる大一番。ホームチームは31分に平智広のゴールで先制すると、試合終了間際の88分に内田達也が渾身の決勝点を決めて2-1で勝ち切った。
 
 試合後、ロティーナ監督は「相手はとても良いチームで難しい試合でした」と徳島の健闘を讃えつつ、勝敗を分けたポイントを次のように語った。
 
「ディフェンスが今日の試合の鍵になりました。ミスが少なく、選手はしっかり集中してプレーし、素晴らしい働きをしました。それによって勝利の可能性が高まったと思います」
 
 指揮官の言葉通り、東京Vは押し込まれる時間を懸命に耐え抜いた。とりわけ、立ち上がりの49分に失点した後半は苦しんだ。相手のパスワークに翻弄され、徐々にプレスが甘くなる悪循環に陥ってもいる。それでも追加点を許さなかったのは、この試合にかける強い気持ちが最後の局面での「集中」を促したからだろう。
 
 セルタやデポルティボといったスペインの名門で指揮を執った知将は、「プレーオフ進出はクラブにとっても、ファンにとってもとても大事でした。とても苦労したシーズンの最後にこういう喜びがあって嬉しいです」と喜ぶ一方で、次の戦いにも目を向けた。
 
「名古屋にせよ、福岡にせよ、千葉にせよ、プレーオフに出ている3チームはどこも強い。難しい試合になるのは間違いありませんが、我々はこの喜びを力にして向かって行きたい」
 
 就任1年目にしてチームをプレーオフに導いたロティーナ監督のもと、東京Vは9年ぶりのJ1を目指す。福岡との準決勝は26日、再び名門に歓喜は訪れるだろうか。