[11.19 J2第42節 東京V2-1徳島 味スタ]

 東京ヴェルディがクラブ史上初のJ1昇格プレーオフ行きを決めた。この日に行われた最終節で勝ち点で並ぶ徳島ヴォルティスに2-1で勝利。5位でフィニッシュし、26日に行われるPOではアビスパ福岡と戦うことが決まった。

 大一番で累積警告による出場停止だった主将のDF井林章は安堵の表情。「涙は出ませんけど、たまには感情的になりますよ」と笑顔を浮かべ、「これで終わっていたら申し訳なさしか残らなかった。(出場停止の)こういう立場だと、感慨深いものがあります」とチームメイトへの感謝も述べた。

「選手が変わってもやるサッカーは変わらない。タムさん(田村直也)もこういうところで力を出してくれますし、いつもどおりの試合ができれば難しくはないと思っていました」

 この日の徳島戦では、勝てばPO進出の状況だった勝ち点67の東京V。しかし、勝ち点66で7位に松本、同65で千葉が8位に控えており、引き分け以下ではPO圏外の可能性もあった。まさに天国か地獄かの大一番。スタンドで試合を見守りつつ、他会場の映像も確認していたという井林は「千葉も松本も動きが良くなかったので、大丈夫な流れだなと思っていましたね」と冗談まじりに振り返る。

 試合は前半31分にMF安在和樹のFKからDF平智広のへディングシュートで先制し、一時は追いつかれたものの、後半43分に安在のCKからMF内田達也がこぼれを押し込んで勝ち越しに成功。東京Vは2-1で勝利を飾った。

「追いつかれてからは、流れが向こうに傾きかけて、ひやっとはしましたけど、チャンスの場面で相手が外してくれたので、ほっとしました。運もありましたね」

 今月26日に行われるPO・福岡戦では再び井林がピッチへ戻る。初のプレーオフ進出。未踏の地へ足を踏み入れる主将は「やれることをやるだけ、悔いが残らないようにやるだけです」と自身に言い聞かせるように話した。

(取材・文 片岡涼)
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