フランスの元保健青年スポーツ相であるロズリーヌ・バシュロ氏は、ラファエル・ナダル(スペイン)に対しドーピングの濡れ衣を着せたことが原因で、今週木曜ナダルに約133万円(1万ユーロ)の損害賠償を支払うことを命じられた。

昨年3月、バシュロ氏はフランスのテレビ番組で、2012年のナダルの7ヶ月に渡るツアー離脱は、「おそらくドーピング検査の陽性によるものでしょう」と述べていた。

グランドスラムにおいて、16個ものタイトルを獲得してきたナダルは、バシュロ氏に対して名誉棄損訴訟を起こしており、その代わりにフランスの非政府組織や財団へ寄付を行うと語った。

ナダルは、「バシュロ氏に対して訴訟を起こしたのは、アスリートとして自分の誠実さやイメージを守るだけでなく、私が全キャリアを通じて貫き通してきた価値観を守ることが目的です。」と声明の中で述べている。

ナダルは、公的なイメージを保つためにも、「アスリートに対して侮辱や虚偽の主張をしても、証拠や根拠もなく罰せられることのないようにしたいです。」と述べた。また、訴訟は決して金銭目的のものではないことも、彼は主張している。

2016年4月、ナダルは、国際テニス連盟の委員長に、自身の薬物検査結果と血液プロファイルの記録を全て公開するように要請しており、同じ書簡の中で、彼はバシュロ氏のことを以下の様に述べている。

「スポーツの知識をある程度持っているだろうとされる人物が、証明や証拠なしで、このようなことを公然と口に出すのは、許せないし、あんまりなことだと思います。」

(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPファイナルズ」に出場したときのナダル
(AP Photo/Kirsty Wigglesworth)