内田の土壇場弾で徳島をPO圏外に追いやった東京Vがクラブ史上初のJ1昇格PO進出!《J2》

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▽明治安田生命J2リーグ最終節、東京ヴェルディvs徳島ヴォルティスが19日に味の素スタジアムで行われ、ホームの東京Vが2-1で勝利した。この結果、今季を5位で終えた東京Vがクラブ史上初のJ1昇格プレーオフ進出を決めた。

▽前節終了時点で5位の徳島(勝ち点67)と6位の東京V(勝ち点67)、7位の松本山雅(勝ち点66)、8位のジェフユナイテッド千葉(勝ち点65)の4チームがプレーオフ進出残り2枠を争う混戦J2。共に勝ち点67で並ぶ東京Vと、徳島によるJ1昇格プレーオフ進出を懸けた運命の大一番では東京Vが勝利で、今季J2において得失点差で最上位に位置する徳島が引き分け以上で自力でのプレーオフ行きを決定できる状況だ。

▽松本と千葉が取りこぼす可能性があるものの、勝ち点3奪取が必須となるホームの東京Vは、3試合ぶりの白星を掴んだ前節の京都サンガF.C.から先発3人を変更。出場停止の主将DF井林、体調不良の渡辺、カルロス・マルティネスに代わって、田村、井上、アラン・ピニェイロを起用した。一方、前節、大分トリニータ相手に劇的勝利を掴んで2連勝の徳島は、その試合から山崎に代えて内田を起用した以外、同じメンバーを揃えた。

▽今季最多の1万4000人を超える観客を集めた注目の一戦は、攻撃力で勝る徳島が序盤から押し込む。8分には内田裕の左クロスをゴール前の渡が頭で落とし、これを島屋が押し込みにかかるが、これはGK柴崎の好守に遭う。さらに20分にはボックス手前で得たFKを岩尾が狙うが、右隅を捉えたシュートは再びGKにセーブされる。

▽一方、苦しい立ち上がりとなったホームチームは23分、安西の見事な突破でFKを獲得。キッカーの梶川の意表を突いたクロスにアランが合わせるが、これはGK長谷川の好守に遭う。それでも、この一連のプレーをキッカケに流れを掴んだ東京Vは31分、相手陣内左サイド深くで得たFKの場面で安在が左足のクロスを入れると、これをファーで競り勝った平が頭で流し込み、待望の先制点を奪う。

▽これで流れを掴んだ東京Vは、39分にも左CKの流れから梶川の左クロスを畠中がドンピシャのヘッドで合わせるが、これはGK長谷川の驚異的な反応に阻まれ、前半のうちに追加点を奪えず。

▽迎えた後半、前半の失点後に前川に変えて山崎、ハーフタイム明けにキム・ジョンピルを下げて井筒を投入し、攻撃的な4バックの布陣に変更した徳島。すると49分、藤原のパスを受けた馬渡が右サイド深くでグラウンダーの折り返しを入れると、これをエースFW渡が右足でニアサイドに蹴り込み、早々に試合を振り出しに戻した。

▽この同点ゴールで完全に勢いを取り戻した徳島は流れるようなパスワークとインテンシティの高いプレーで相手を圧倒。だが、58分に訪れた渡のゴール前での決定機や再三のカウンターチャンスをモノにできない。

▽一方、守護神の柴崎を中心に我慢強い守備で耐える東京Vだが、70分過ぎには相手との接触で負傷した井上がプレー続行不可能となり、橋本の緊急投入を強いられる。

▽その後は一進一退の攻防が続く中、84分にアランを下げてカルロスを投入した東京Vは、87分にそのカルロスのお膳立てからボックス右角の安在が左足で決定的なシュートを放つが、ここは徳島DF馬渡のスーパークリアに遭う。だが、このプレーで得た左CKの場面でゴール前の混戦から内田達が泥臭く押し込んで土壇場の勝ち越しに成功した。

▽そして、このリードを守り切った東京Vが2-1で勝利を飾り、今季を5位でフィニッシュ。クラブ史上初のJ1昇格プレーオフ進出を決めた。なお、26日に行われるプレーオフでは今季4位の福岡と熊本の地で対戦する。

▽一方、土壇場被弾で敗戦した徳島は、同時刻開催の試合で7位千葉が勝利したため、悪夢のプレーオフ圏外の7位転落で今季を終えることになった。