シーズン終盤に脅威の粘りを見せたものの、時すでに遅し。遂にJ2降格が決まった。写真:徳原隆元

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[J1リーグ32節]新潟1-0甲府/10月29日/デンカS
 
 新潟は32節、甲府に1-0で勝利を収めたものの、他会場で広島が神戸を下して勝点3を積み上げたため、2004年のJ1昇格以来、初のJ2降格が決定した。
 
 昨オフには、レオ・シルバやラファエル・シルバら主力選手が移籍。多くの選手を入れ替え、さらに三浦文丈監督を新たに招聘して開幕を迎えたものの、結果が出ず。5月には呂比須ワグナー監督に再建を託し、夏には小川佳純や磯村亮太らを迎え入れ補強したものの、巻き返せないままシーズンを通して最下位に低迷し続けた。
 
 選手たちは試合後、険しい表情でデンカビッグスワンスタジアムを1周し、サポーターに挨拶をした。その足取りの重さが選手たちの悔しさや責任感を強く感じさせた。
 
 しかし、この時に選手たちにサポーターから届いたのは、意外にも非難のブーイングではなく、大勢の拍手と、延々と続くアルビレックスコールだった。
 
「1年でJ1に帰ってこよう」「J2にいっても応援し続けるから」
 
 事実を受け止め、奮起を促すようなサポーターからの声援に、選手たちも想いを馳せる。今季から副キャプテンを務める小泉慶は、「本当にありがたいこと。普通では考えられない。だからこそ、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
 
 サポーターへの謝罪を吐露した小泉は、「苦しい戦いが続きましたけど、この悔しさを自分だけじゃなくて選手それぞれが持っているので、次に活かさないといけない。ここでサポーターと一緒に戦ってきたつもりだし、残り2試合あるので、見に来てくれた人たちのためにしっかり戦いたいです」と、この悔しさを糧にすることを誓った。

【新潟 1-0 甲府 PHOTO】サポーターの願いは届かず。新潟がJ2に降格 

取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWeb)