東京Vがクラブ史上初のJ1昇格プレーオフへ

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[11.19 J2第42節 東京V2-1徳島 味スタ]

 J2の最終節にあたる第42節が19日に各地で同時刻開催された。互いにJ1昇格プレーオフ圏内に位置するともに勝ち点67の6位・東京ヴェルディと5位・徳島ヴォルティスの一戦は、東京Vが2-1で勝利。5位で終えるとクラブ史上初のJ1昇格PO行きを決めた。敗れた徳島は他会場で勝ち点65の千葉が勝利したため、7位へ転落。土壇場でPO行きを逃した。

 東京Vは前節から先発を3人変更。主将のDF井林章が累積警告による出場停止。DF田村直也が3バックの右へ入った。また中盤ではMF井上潮音が第5節以来となる先発復帰。前線では前節・京都戦で決勝点を挙げたFWアラン・ピニェイロが2戦ぶりに先発した。

 対する徳島は前節・大分戦から先発は1人を変更。直近3試合で先発のFW山崎凌吾がベンチスタートとなり、DF内田裕斗が2戦ぶりに先発した。

 互いに勝てばJ1昇格PO行きが決まる一戦。前半19分、徳島に決定機。DF馬渡和彰が右サイドからドリブルで駆け上がり、中央へ折り返す。受けたFW渡大生がドリブルで前進しようとしたところで倒され、FKを獲得した。PA手前正面からMF岩尾憲の入れたボールは枠を捉えたがGK柴崎貴広に弾かれる。ここで得た右CKを岩尾が入れ、ファーのDFキム・ジョンピルが頭で叩くも枠外。

 対する東京Vは堅守からのカウンターで立て続けにチャンスメイク。前半24分には左サイドへ抜け出たMF安西幸輝が一気に加速。馬渡に倒されてFKを得る。FW梶川諒太のFKからFWドウグラス・ヴィエイラのバックヘッドはGK長谷川徹の好セーブに弾かれた。

 それでも前半30分、最終ラインのDF畠中槙之輔の正確なロングパスから安西が左サイドへ抜け、ドウグラスへつなぐ。PA手前左で倒され、FKを獲得。MF安在和樹が左足で入れたボールをファーサイドのDF平智広がしっかり叩く。ヘディングシュートが決まり、東京Vが先制に成功した。1点を追う徳島は前半38分に早くもカードを切る。MF前川大河に代わり、山崎を投入。前半はそのまま終了した。

 東京Vが1-0とリードし、45分を終えた。この時点で他会場では、8位の千葉(勝ち点65)が横浜FCと1-1、7位の松本(勝ち点66)が京都と0-1。このままいけば、負けているとはいえ、徳島(勝ち点67)もPO圏を維持できる状況となっていた。

 ハーフタイムに徳島は2枚目の交代。キム・ジョンピルに代わって、DF井筒陸也を入れる。後半4分、徳島が追いついた。右サイドでボールを受けた馬渡が深い位置から折り返す。受けた渡が相手DFの前へ身体を入れ、右足ダイレクトでシュート。渡の3戦連続ゴールとなる今季23点目が決まり、徳島が1-1に追いついた。

 追いつかれた東京Vは後半21分にアクシデント。ルーズボールを奪いにいった井上が井筒と交錯。一度はプレーに戻ったものの、後半26分に交代。代わってMF橋本英朗が入った。その後も徳島ペースが続き、東京Vは後半39分にアランに代えて、FWカルロス・マルティネスを入れる。

 その後もこう着状態が続いていたが、東京Vが再び勝ち越しに成功。後半42分に安在が放ったシュートはゴールライン上につめていた馬渡に頭でクリアされる。それでもここで得た左CK。安在が入れ、ゴール正面の味方がヘディングシュート。ポスト左を叩くがこぼれをMF内田達也が押し込んだ。東京Vが2-1と勝ち越した。

 後半アディショナルタイム3分に東京Vはドウグラスに代わり、FW高木大輔を入れる。そのまま逃げ切り試合は終了。2-1で勝利し、5位フィニッシュとなった東京Vは今月26日に行われるJ1昇格POで福岡と戦うことが決まった。一方、一度は追いつきながらも敗れた徳島は、千葉が勝利したために7位へ転落。PO進出を目前で逃した。

(取材・文 片岡涼)
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