立ち上がりの7分に先制点を奪ったR・シルバ。貴重なアウェーゴールとなったが、内容には決して納得はしていない。(C) Getty Images

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[ACL決勝 第1戦]アル・ヒラル 1-1 浦和/11月18日(日本時間19日)/リヤド(サウジアラビア)
 
 アル・ヒラルの猛攻を1失点に抑えた。幾度となく訪れたピンチの数を考えれば、堅守がモノを言ったことは間違いない。ただ、0-1での敗戦はもちろんのこと、0-0の引き分けと比べても1-1という結果はアジアチャンピオンへの可能性をより広げたと言える。最終的な結果に影響するだけでなく、第2戦に臨むにあたって両チームのメンタルにも作用するアウェーゴールを奪ったのは、準決勝までに7点を挙げていたラファエル・シルバだった。
 
 開始7分、長澤和輝のパスを受けてドリブルで中央に切れ込むと、最後はこぼれ球に反応して押し込んだ。相手のクリアが目の前に転がってきたのは「ラッキーだった」が、「スピードを生かした自分の特徴」を前面に打ち出し、準決勝第2戦の決勝ゴールに続き、チームをアジアチャンピオンに前進させる貴重なアウェーゴールをもたらした。
 
 左サイドで縦関係のコンビを組んだ宇賀神友弥とともにゴールパフォーマンスを見せたが、ストライカーとして大舞台で決めたゴールは「本当に嬉しかった」。ただ、この結果、内容は必ずしも満足できるものではなかった。
 
 第1戦はアウェーだったこともあり、チームとして守備に重きを置いた。「(アル・ヒラルとは)初めて戦ったわけだし、相手の特徴を知るためにも守備の時間帯を作る必要があった」ことは理解している。ただ、「苦しい時間帯が長かったし、相手は圧倒的にシュート、チャンスが多かった」ことは、攻撃陣としては決して納得のできることではない。第2戦で「自分たちの強みを見せていきたい。今日のようなシュートチャンスを作らせないようなプレーを見せていきたい」
 
 得点シーンのほかにもドリブルでアル・ヒラルの守備を切り裂いたが、後半には負傷してしまい、交代を余儀なくされた。第2戦までの期間は1週間。「しっかりとリカバリーして治療していきたい。大丈夫だと思う」と話した。現時点でその程度や回復の可能性を推し量ることはできないが、より攻撃的に戦う場合も、また得点が必要な相手に対してカウンターを繰り出す場合にも、ラファエル・シルバの存在は重要だ。今はただ、1週間で回復することを願うしかない。