男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル準決勝。勝利を喜ぶダビド・ゴフィン(2017年11月18日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2017)は18日、英ロンドンで準決勝が行われ、大会第7シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)が2-6、6-3、6-4で第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を下し、第6シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)との決勝に駒を進めた。

 過去6度の対戦でフェデラーから勝利を挙げられていなかったゴフィンは、第1セットを落として窮地に立たされたものの、そこから逆転勝利を飾った。

 同日2試合目の準決勝でディミトロフは、第8シードのジャック・ソック(Jack Sock、米国)を4-6、6-0、6-3で退けている。

 今大会のラウンドロビンではゴフィンは0-6、2-6でディミトロフに敗れており、決勝では違った結果が出ることに期待を寄せている。

 声援を味方につけた世界ランク2位のフェデラーは、足元のボールをボレーで打ち返し、ダウンザラインのバックハンドショットをたたき込むなど序盤から本領を発揮し、わずか33分で第1セットを先取。ゴフィンとの対戦では通算9連続でセットを奪った。

 しかし、前日にはフェデラーをどうやって倒せばいいのか分からないと明かしていたゴフィンは、第2セット序盤に反撃してブレークを奪うと活力を取り戻し、相手からリズムを奪った。

 突如として不安定になり、試合を支配できなくなったフェデラーは流れを断ち切れず、ゴフィンはこのセットを奪い返すと、さらに第3セットでも序盤にブレークした。

 ゴフィンは「第1セットの終わりにボールが良くなるのを感じ始めて、もっとアグレッシブに行きたいと思った。そうしたら、すぐにリターンでもサービスでも狙えるチャンスが出てきた。そこがカギになった」

 ゴフィンは、2015年大会のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)以来、同一大会でフェデラーとラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)から白星を挙げた史上6人目の選手となった。

 今大会の初戦でナダルを下したゴフィンは、通算6度の大会制覇を誇るフェデラーからの勝利は、キャリア最高の勝ちだと語った。

「どちらの勝利も特別だ。ラファ(ナダル)からも(勝利したのは)初めてだった。そして、この大会で初めての準決勝で、こんな大きな大会でロジャーからも初白星を挙げた。完璧な瞬間だった。キャリアでも最高の勝利なのは間違いない」

 敗れたフェデラーは、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)制覇と通算8度目のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)優勝を飾った素晴らしいシーズンを、最高の形で締めくくるチャンスを逸した。

「インドアで、プレーするのが好きなコートだっただけに、少し悔しい。とはいえ、チャンスを手にしたのに、それを逃してしまった。彼はチャンスを手にしたとき全力を注いでいた。きょうはそこに違いがあったと思う」

 大会4強に初出場の3選手が勝ち上がったのは史上初めてのことで、ジョコビッチとアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が欠場し、ナダルがゴフィン戦の後に負傷棄権したこともあり、フェデラーが優勝の大本命とみられていた。

 しかしながらフェデラーの敗退により、19日には新たな名前がトロフィーに刻まれることになった。
【翻訳編集】AFPBB News