何度か神戸に決定機を作られたが、身体を張って勝利を手繰り寄せた。前半はハーフナーに仕事らしい仕事をさせなかった。
 
3 高橋壮也 6.5
スピードを生かして攻撃参加をくりかえし、17分には稲垣の先制ゴールをお膳立て。守備では小川、藤谷の高速サイドに対応した。
 
MF
6 青山敏弘 6.5
ワンタッチでのパス交換からのスルーパスやサイドチェンジでゲームを組み立てた。守備では藤田や郄橋秀をうまくつぶした。
 
MAN OF THE MATCH
15 稲垣 祥 7
広島に勢いをもたらす先制点を挙げた功績は大きい。守備ではポドルスキやハーフナーを相手に一歩も引かずにファイした。
 
10  フェリペ・シウバ 6.5(82分 OUT)
華麗なパスワークが主体の広島の中で、ドリブルでアクセントをつけた。81分の決定機を決めていればMOMだった可能性も。
 
30 柴崎晃誠 6(75分 OUT)
稲垣の先制ゴールまでのプロセスを作った陰の功労者。だが、59分には柏のラストパスをフリーで決めきれなかった。
 
18 柏 好文 6.5
縦横無尽にピッチを駆け回ってチャンスメイク。鋭いドリブルから柴崎やフェリペに決定的なパスを送るも実らなかったのが残念。
 
FW
44 アンデルソン・ロペス 6(89分 OUT)
2列目からコンバートして1トップで起用。渡部につぶされるシーンも目立ったが、身体を張ったポストプレーで周りを生かした。
 
交代出場
FW
39 パトリック 6.5(75分IN)
柴崎と交代で入り、トップへ。スタメン外れのうっぷんを晴らすように決勝点を得意のヘディングで決めてみせた。
 
MF
7 茶島雄介 -(82分IN)
出場時間が少なく評価なし。だが、フェリペの代わりにピッチに入り、左サイドをドリブルで何度も仕掛けるなど好プレーを見せた。
 
FW
22 皆川佑介 -(89分 IN)
アンデルソンと交代で入り、アディショナルタイムを入れて約5分プレー。前線でボールホルダーにプレスをかけ続けた。
 
監督
ヤン・ヨンソン 7
下がってパスを受けるポドルスキにボランチの稲垣をぶつけるなど采配が光った。パトリックを投入するタイミングも絶妙だった。
 
取材・文:白井邦彦(フリーライター)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。