これまで3カ月にわたり、男性とのLINEのやりとりを厳しくジャッジしてきた女性たち。

しかしそれはLINEだけでは終わらない。次のステップ、「デート」でも同様だ。

LINEよりも難易度が高い『デートの答えあわせ【A】』で、その本音を探っていこう。

篤人との初デートで、2軒目に2,000円を徴収されて戸惑う由理。しかも初デートで、呆気なく終わってしまった。

その答えや、いかに。




由理は女友達の紹介だった。

一見ふわふわした感じだったが、話してみると意外にしっかりしており、僕はそのギャップに興味を持った。

「由理ちゃんは、にゃんにゃんOL系?」

「違いますよー。今は六本木にある外資系の広告会社で営業をしています。」

持ち物を見ても、そこまで派手な感じはしない。清楚な感じで、由理には品があった。

仕事も手堅く、自立している気がする。このご時世、男性に“おんぶに抱っこ”精神の女性は正直重くて、魅力を感じない。

大手総合商社と言えども、年収は1,000万そこそこ。

結婚するなら相手も仕事をしている自立した子がいいし、ダブルインカム大歓迎だ。

「由理ちゃん、今度ご飯いかない?」

気づけば、僕は由理をご飯に誘っていた。

しかし、初デートで僕は由理のことを過大評価し過ぎだったと気がついた。


第一印象はばっちりだったのに・・・。篤人が由理にがっかりした理由とは?


A1:気になる子との1軒目、もちろん男が出します。出そうとしてくれる姿勢は嬉しいけど、財布は早く閉まってね。


由理との初デートの店選びは色々考えたが、家も近くてコスパも雰囲気も良い『Obicà Mozzarella Bar 六本木ヒルズ店 』にした。




ここは料理も好きだし、アクセスも良いのでよく使う店だった。

待ち合わせ時間と同時くらいにやって来た由理はニットのワンピースのような服装で、そのスタイルの良さに思わず口元が緩んでしまう。

「由理ちゃんは、普段何してるの?」

「週末は友達とご飯を食べに行くことが多いですね。あと休みがあれば、数泊でも旅に出たり。」

そう言いながら見せてもらった由理のInstagramは、旅先の写真やグルメ系の写真で埋め尽くされていた。

よっぽど自分で頑張って稼いでいるんだなぁと思い、少し感心する。仕事柄海外出張が多い分、プライベードだと僕はそこまで頻繁に旅行はしない。

「篤人さんは週末とか何をされているんですか?」

「ゴルフが多いかなぁ。あとは食べることが好きだから、気になる店を探して行ってみたり。食事が好きなんだよね。」

同じように食べるのが好きだと言う由理。そこからの話題は最近行ったレストランや気になる店の話になり、由理の好きな店ベスト3を教えてもらった。

しかし、僕は少し驚いた。

由理が上げてくれた好きな店ベスト3はどこも高級店で、26歳にしてはグルメ偏差値が高すぎたからだ。

-よっぽど稼いでいるのか、家柄が良いのか、それとも...

きっと、彼女の周りには奢ってくれる男性ばかりなのだろう。

可愛いし綺麗な由理だから奢りたくなる気持ちも分からなくはないけれど、彼女の背後に男の影を感じてしまった。

「この後、どうしようか?由理ちゃんの時間が平気ならどこか行く?」
「もう一杯だけ、飲みましょうよ。」

由理がお手洗いに行った隙に会計を貰おうと思っていたのだが、お会計を待っている間に由理が戻ってきた。

そして会計を見るなり、こう言った。

「おいくらですか?少し払います。」

「大丈夫だよ。初デートなんだから、ここくらい僕に払わせて。」

初デートで、割り勘なんてカッコ悪いことはしないし、させない。ここは男が支払うべきだろう。

出そうとしてくれる姿勢は嬉しいが、女性に財布を握らせているのは男がダサく見える。

由理に財布をしまうよう促し、会計を終え、外に出た。


この後、篤人が一瞬で冷めた、あの場所での由理の行動とは!?


A2:せめてお茶代くらいは支払う姿勢を見せて欲しい


ヒールだったので歩けるかどうか心配したが、夜風に当たりたいという由理の意見に賛同し、僕たちは六本木ヒルズから西麻布交差点の方へ向かって歩くことにした。

酔い覚ましに、冬の冷たい風は気持ちがいい。

いい感じになって歩いているとコンビニエンスストアの前で由理が立ち止まった。

「ちょっと、お水買ってもいいですか?篤人さんも、何かいりますか?」

「そうだなー、僕は冷たいお茶でも買おうかな。」

由理が僕のお茶と彼女の水をレジに置いたとき、僕は驚いた。さも当たり前のような顔をして、僕が支払うのを待っていたからだ。




慌てて携帯を取り出しSuicaで決算を済ませたが、なぜか釈然としない気持ちが残る。

ディナー代は男が払うもの。これに対しては何の疑問もないが、せめてこういった細かい物くらいは「私が払います」と言って欲しい。

コンビニの水さえ当然のごとく人に買ってもらおうとするのは、さすがに違う気がする。

そのまま2軒目のバーに行き、散々飲んだ後お会計をもらう。

このとき由理は携帯をいじっており、1軒目とは違い財布を出す素振りさえも見せなかった。そして僕は、こう持ちかけた。

「じゃあ、由理ちゃん。2000円だけもらおうかな。」

この言葉を言った時点で、由理を口説き落とそうという気は失せている。それにこの言葉に対する由理の態度を見たときに、僕は全てを悟った。

由理はこの言葉を言った瞬間に、本当に驚いた顔をしていたのだ。

結果的には払ってくれたが、2人の間には少しきまずい空気が流れた。



もちろん、僕だって毎回払えなんて決して言わない。

でもちょっとしたお茶代をさっと払ったり、ランチでお礼してくれる女性は魅力的だし、自立している女性の方が男は安心だ。

決して、デートの度に払えなんて言わない。
実際には、どうでもいい。

それより少しの“心遣い”を感じるだけで、男は満足するのだ。

-変な港区おじさん達が、彼女達を甘やかしているんだろうなぁ。

遊び相手にはいいけれど、彼女としてはパスだな。

そう思いながら、僕は午前1時の西麻布交差点で、由理が乗ったタクシーを見送った。

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デートの答えあわせ【Q】:食事会の時は全くダメだったのにデートでは大成功?

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