「自撮りおばあちゃん」で知られるアマチュア写真家の西本喜美子さんに取材した。

89歳のアマチュア写真家・西本喜美子

熊本県在住の89歳アマチュア写真家・西本喜美子さんの作品が注目を集めている。

画像処理ソフトを巧みに使いこなしたデジタルアート作品や、ユーモアあふれる自撮り写真が話題となり、「自撮りの女王」「自撮りおばあちゃん」と呼ばれるように。

2016年には写真集「ひとりじゃなかよ」を刊行。12月15日〜2018年1月18日まで、東京・新宿のエプソンイメージングギャラリーエプサイトで写真展「遊ぼかね」が開催される。

提供:遊美塾 西本和民

開催を受けてネット上で「大好き!!」「感性が素敵」「活力が凄い」「心がほっこり和みます」「素晴らしい」「企画展に行きたい」「こんな老後を目指そう」「ご本人に会いたい」など、大反響となっている。

72歳の時に、写真を始める

西本喜美子さんが初めてカメラに触れたのは、72歳の時。アートディレクターの長男が主宰する「遊美塾(写真講座)」に通い始め、その宿題で出た「セルフポートレート」がきっかけで自撮りを始めたという。

当時は「自撮り」という言葉はなかったですね。自分で自分を撮る難しさと面白さを知るための宿題でした。

その後、遊美塾の企画展「33人のセルフポートレート展」が熊本県立美術館で開催されました。その展示会に向けて撮影した写真が後にネットで有名になったしだいです。

提供:遊美塾 西本和民

「ひらめき」で撮影

ユニークな写真の数々は、どのようにアイデアを出しているのか。

特に何も考えていないです。

何気なく目に付いたものからのひらめきです。

提供:遊美塾 西本和民

コツは「恥ずかしいと思わないこと」

思わず目を引く「自撮り写真」を撮影するコツを聞いた。

コツがあるのかどうかわからないですが、面白そうと思ったらやってみるだけです。強いて言うなら「恥ずかしいと思わないこと」ですかね。

提供:遊美塾 西本和民

「自分が楽しく、写真を見て楽しんでくれれば」

写真や自撮りを始めたことで、写真集の発売、熊日出版文化賞受賞、多くのメディアからの取材申し込みなどさまざまな変化があった西本さんだが、生活環境は特に変わっていないという。自撮りに込める思いをこう語る。

自分が楽しければいい。
写真を見て楽しんでくれればいい。
それだけですかね。

提供:遊美塾 西本和民