キャプテンマークを巻いてピッチに立ったFW江坂任

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[11.18 J1第32節 仙台3-0大宮 ユアスタ]

 約3週間の中断期間が明け、監督が交代しても、悪い流れは断ち切れなかった。残り3試合で全勝を目指した大宮アルディージャは石井正忠監督の初陣で躓き、J1残留が極めて厳しい状況に追い込まれた。

 エースFW江坂任は「情けない試合をして申し訳ない」と声を落とした。負傷した主将DF菊地光将に代わってキャプテンマークを巻いたが、チームを勝利に導けず、「キクさんが出られない状況で、自分がピッチ上でまとめないといけないと思っていた。まだまだ足りなかった」と自らを責めた。

 今季はここまでチーム最多7ゴール。大宮は江坂の決勝点で勝利した8月13日の第13節新潟戦(1-0)以来、10試合勝利から離れている(5分5敗)。求められた仕事はもちろん得点。「ゴールにつながるプレーを求められていたし、石井監督は前に前にというプレーを求めていたので意識した」。左SHで先発した江坂は立ち上がりから左サイドをえぐり、エリア内外からシュートを狙ったが、失点後は連動性を欠き、なかなか攻撃の形をつくれなかった。

 ラインを下げた守備陣は中盤の競り合いに負け、攻撃のリズムを失う。セカンドボールをことごとく回収され、前線にはいい形でボールが入らない。「後ろのボール回しで相手にはめられてロングボールになった。もっと後ろのビルドアップの部分で丁寧に前の選手、中盤の選手に預けられたらいい状態で前にボールが入れられたのかなと思う」。江坂は3失点後も高い位置からプレスをかけ、最後まで戦う姿勢を示したが、ゴールは遠かった。

 背水の大宮は残り2試合の勝利が絶対条件となった。次節は甲府との直接対決。勝利しても残留圏15位広島が引き分け以上でJ2降格が決定する。「ホーム最終戦で負けて降格を決めるわけにはいかない。残り2戦、勝ち点6は絶対に取らないといけないので、そこに向けて全員で戦う」。一戦必勝。自らのゴールでホームのサポーターに勝利を届ける。

(取材・文 佐藤亜希子)


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