ヴァンフォーレ甲府の吉田達磨監督

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[11.18 J1第32節 新潟1-0甲府 デンカS]

 新潟のJ2降格が決まったピッチで、ヴァンフォーレ甲府イレブンも肩を落とした。0-1の完封負けで連敗は3に。勝ち点の上積みに失敗したチームは、神戸を2-1で下した広島にかわされて、降格圏の16位に転落した。

 序盤から新潟にボールを保持される展開となるが、吉田達磨監督が「立ち上がりに相手がボールを持つのは僕たちのやり方。持たれることに関しては問題なかった」と振り返ったように、これは想定内。5バックと守備に重心を置いて相手攻撃をはね返し、鋭いカウンターからゴールを狙う。プラン通りに試合を進めていたものの、前半18分に新潟FW山崎亮平が送ったゴール前へのパスに反応したDFエデル・リマのクリアが痛恨のオウンゴール。「良いボールが入り、(新潟FW)ホニが後ろを狙っていた」と指揮官はリマを擁護したが、予期せぬ形で許した1点が重くのしかかる。

 後半開始から猛攻を仕掛け、新潟を押し込む時間帯が続く。しかし、同16分にMF高野遼が蹴り出したCKからMF新井涼平が放った決定的なヘディングシュートが、GK大谷幸輝に触れられてクロスバーを叩くなど、なかなか同点ゴールを奪えない。そして、「後半はかなりゴールに迫ったけど、1点が遠かった」と唇を噛んだように、最後まで甲府に得点は生まれずに0-1で敗れることになった。

 この結果、勝ち点28の甲府に対し、勝ち点3を獲得した広島は勝ち点を30まで伸ばし、残留圏15位と降格圏16位の順位が入れ替わった。勝ち点差はわずかに2。しかし、残された試合数はわずかに2試合だ。「次に向けてやっていきたいと思う」と気丈に語った吉田監督は、「次の試合も何かに頼るのではなく、自分たちの力に頼る。自信を持って向かって行きたい」と次節大宮戦、そして最終節仙台戦に向けて視線を移した。

(取材・文 折戸岳彦)
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