目が疲れたときなど、目が赤く充血していることがありますよね? 目の充血にはいくつか種類があり、なかにはすぐに眼科を受診した方がよいものも。目の充血についてまとめました。

一般的な目の充血は眼精疲労による血管の拡張が原因

残業で疲れた時、ふと鏡を見ると白目の部分が真っ赤に……。目の白目の部分は、結膜という薄い膜で覆われています。この結膜には、たくさんの細い血管が張り巡らされており、これで目に栄養や酸素を送り届けています。それが、パソコン作業などで長時間、目を酷使した時などには、血流を増やして目の疲労を回復させようとするため、血管が太くなります。すると、血管が肉眼でも見えるようになり、白目の部分が赤く見えるのです。
これが、一般的な目が充血する仕組みです。こうした眼精疲労が原因の目の充血は、疲労が回復すると目の充血も治ります。

ドライアイでも結膜充血に

また、ドライアイでも目の充血が起こりやすくなります。特にソフトコンタクトレンズをつけている人は、目が酸素不足になり、それを補うために血管が太くなり、目が充血しやすくなるそう。
このように、眼精疲労やドライアイで起こる目の充血を、結膜充血といいます。白眼の部分が赤くなり、まぶたの裏側にも赤みが出るのが特徴。目をこすったり、目にまつげやゴミ、花粉が入った時に赤くなるのも、結膜充血です。また、ウイルスや細菌、アレルギーで起こる結膜炎でも結膜充血になります。

黒目の周りに充血が見られる場合はすぐに眼科を受診して

目の充血には結膜充血のほかにも、いくつか種類があります。目が充血した時、どの部分が赤くなっているか確認しましょう。
結膜充血は、白眼全体に赤い血管が見えるのに対し、黒目の周りに充血が激しく起こるのが毛様充血です。毛様充血は、目の角膜に傷がつき、そこからウイルスなどに感染して起こることが多いため、重症化しやすい症状です。下記のような症状が出た場合は、すぐに眼科を受診しましょう。

<毛様充血の特徴>

・ 黒目の周りに充血が起こる
・ まぶたの裏には充血がみられない
・ 目の痛みがある
・ いつもより光がまぶしい
・ 視界がぼやける、物が見えにくい
・ 涙は出るが、目やにはでない

白目が赤く染まる結膜下出血は見た目より心配いらない

また、結膜下出血という目の充血もあります。結膜の下の血管が破れて出血したもので、白眼の部分が赤く染まります。見た目だとかなり痛そうに見えるのですが、自覚症状としては目がゴロゴロする程度。原因は、くしゃみ・せき、過度な飲酒、月経などさまざまです。ほとんどが1〜2週間で自然治癒しますし、視力低下などの心配もありません。1カ月ほど経っても治らなかったり、白眼が赤く染まる以外に、痛みやかゆみなどの症状がある場合は、眼科医に相談しましょう。

コンタクトレンズを使用する人の増加、パソコンやスマートフォンの利用など、近年では目を酷使する生活を送る人が多くなっています。まずは目に疲労を感じたら休ませるなど、目のケアを日頃から心がけましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと