池松壮亮

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国内映画賞のトップバッターとして注目を集める『TAMA映画賞』が18日、都内で開催。最優秀男優賞に選ばれた池松壮亮が出席した。

池松は映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」や「デスノート Light up the NEW world」などに出演。劇中での演技においては「緩急自在で豊かな人物造形力は周囲の人物をも輝かせ、観客を心置きなく作品の世界観に誘う魅力にあふれている」との評価を、審査員から受けとった。

紹介映像が流れた後、本人が壇上に上がると会場がざわついた。坊主頭の池松を見て、驚いたからだ。

▼ 坊主頭で現れた、池松壮亮







雰囲気を変えてしまったこと、受賞スピーチで「僕にはこんな賞、ちょっと恐れ多くて坊主にしてきました」と冗談めかして、笑いを取った。

「こんなめでたい場で言うのもあれですけど、日本映画が苦しくなっているのは誰の目にも明らか。自分のような人間がやっていて、途中には、いいのかなと悲観的に思うこともあります。でも、出会った作品を1本ずつ、力を込めてやっていきたいです」と頼もしく語った。

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」でメガホンを取った石井裕也監督が、最優秀作品賞を獲得。同作で共演した石井静河が、最優秀新進女優賞にも選ばれており、「石井さんのポテンシャルの高さを感じた。共演してみて、刺激を受けました」とコメント。3人揃って、トークショーも繰り広げていた。

今年で9回目となった『TAMA映画賞』は、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が開催。数多くの作品から「明日への元気を与えてくれるもの」又は「夢をみせてくれる活力溢れるもの」という審査を映画ファンの立場から行い、感謝をこめて表彰している。


(左から)石井裕也監督、池松壮亮、石井静河



(左から)池松壮亮、石井静河