アルビレックス新潟MF小川佳純

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[11.18 J1第32節 新潟1-0甲府 デンカS]

 シーズン途中に加入した男は終盤戦、残留を争うチームの先発を託された。自身が先発に定着にしてからの8試合の戦績は3勝3分2敗。「個人的には、決して実力的に降格するチームではなかったと思う」とMF小川佳純が声を振り絞ったように、アルビレックス新潟は崖っぷちで意地を見せた。

 降格の可能性が出た第29節G大阪戦(○1-0)から、毎試合、降格の危機にさらされながら戦った。負ければ終わり、勝たなければ終わりという厳しい状況だったが、粘り強く戦って勝ち点を積み上げる。しかし、甲府戦で1-0の完封勝利を収めながらも、他会場の結果によってJ2降格が決まった。

 終盤戦の猛烈な追い上げがあったからこそ、小川も「もう少し勝ち出す時期が何試合か早ければ…」と悔しさを滲ませる。そして、「たらればですが」と前置きをしつつ、「新潟に来て、すぐにポジションを勝ち取る実力があったり、監督に使おうと思わせる何かがあれば…」と加入直後の2試合(1分1敗)をベンチから見守ったことを悔いた。もちろん、その2試合に自身が試合に出ていれば、“結果が変わったかもしれない”とは言わない。だが、先発に定着以降の成績を見れば、“もしかしたら”と思わせるのも確かだった。

 J2降格という「現実は受け入れないといけない」。だが、「応援してくれるサポーターや涙を流すスタッフを見ると、もっと何かできることがあったんじゃないかなという反省ばかりが浮かんでくる」と簡単には受け入れられないようだった。

(取材・文 折戸岳彦)
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