CKから決勝ゴールを奪ったエウシーニョ。試合後にはその舞台裏を明かしてくれた。(C)SOCCER DIGEST

写真拡大

[J1リーグ32節]川崎1-0G大阪/11月18日/等々力
 
「25対1」。シュート数の差を見ても川崎が攻め、G大阪が守る90分だったことが分かる。ただ、負ければ鹿島に優勝を決められてしまう2位の川崎はなかなかゴールを奪えなかった。
 
 それでも嫌な空気が漂い始めた82分、均衡を破る。チームを救ったのはエウシーニョだ。中村憲剛の右からのCKを家長昭博が競ると、そのこぼれ球をファーサイドで待ち受けていたエウシーニョが、この日“大当たり”を見せていた東口順昭の股の下を抜いてネットを揺らした。
 
「自分のゴールというよりはチーム全員で勝ち取った勝利を喜びたい」と語った助っ人サイドバックはしかし、劇的な決勝弾が生まれた背景を試合後に明かしてくれた。
 
「(CK時は)戦術的なことを言ってしまえば、僕は後ろに残るように指示されているんです。でも、自分としてはボールがファーに転がって来るのではないかと予感して思い切って前に出ました。イメージ通り来てくれて感謝しています(笑)。決めることができて良かったです」
 
 まさにエウシーニョの”第六感”を活かした咄嗟の判断で、生まれたゴール。紙一重のところで優勝戦線に生き残った川崎は、残り2試合で勝点4差の首位・鹿島を抜いての逆転Vを目指す。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)