石井正忠新監督は初陣を白星で飾れなかった

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[11.18 J1第32節 仙台3-0大宮 ユアスタ]

 中断期間にシーズン2度目の監督交代に踏み切った降格圏17位の大宮アルディージャ。残留圏15位甲府と勝ち点4差。残り3試合でJ1残留というミッションを託された石井正忠新監督は3連勝を目指した初陣を飾れなかった。監督交代は特効薬とならず、痛恨の3失点完敗。指揮官は「サポーターの期待を裏切る試合をしてしまった。申し訳ない気持ちでいっぱい」と陳謝した。

 大宮が敗れ、甲府が新潟に勝利すれば今節でJ2降格が決定した。背水に立たされた大宮だったが、消極的なプレーが多く、中盤での競り合いに負けて後手を踏んだ。「仙台がうちを上回るような球際、セカンドボールの反応の速さがあって、なかなか自分たちでボールを保持できなかったことが最後まで響いてしまったと思っています」。

 監督就任から準備期間は約2週間。守備面では約束事を徹底できなかったことも響いた。石井監督は言い訳せず、「どういうタイミングでどの高さからプレッシャーをかけるのか、うまく整理されないままゲームに入ってしまったのは私の責任」と沈痛。後半は前半よりも高い位置からプレッシャーをかけようとしたが、流れは変えられず、後半25分にはMF大山啓輔が2枚目の警告で退場。最後までゴールが遠かった。

 他会場の結果を受けて今節の降格決定は回避したが、J1残留条件は極めて厳しくなった。残留圏15位に浮上した広島が勝ち点を30に伸ばし、同24の17位大宮とは6差。残り2試合で大宮の2連勝、広島の2連敗が絶対条件。そのうえで、現在10差ある得失点差(広島-17、大宮-27)を逆転し、さらに16位甲府も最終節で引き分け以下に終わる必要がある。

 26日に行われる次節は甲府との直接対決。逆転残留には勝利以外許されない。石井監督は「攻撃の部分で自陣にバックパスをする回数が多くなってしまった。前を向いてプレーすること、そのために受け手もしっかり前を向くようなポジションを取ること、前の動き出しももっと必要」と修正点を挙げた。

(取材・文 佐藤亜希子)


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