20歳ながら5番を託されCBのレギュラーとして出場を続ける中山雄太

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[11.18 J1第32節 柏1-0磐田 柏]

 柏レイソルはACL出場圏内となる3位争いのライバルであるジュビロ磐田をホームで1-0で退けた。リーグ戦では8月19日の第23節・G大阪戦(○1-0)以来となる完封劇は、両センターバックの活躍なしには成し得なかった。

 磐田戦でのDF中山雄太の右隣には、アカデミー時代からの先輩であり今季30試合に先発しているDF中谷進之介ではなく、DF鎌田次郎が入った。しかし、今季13得点を挙げているFW川又堅碁との空中戦の多くで競り勝ち起点をつくらせず、決定機は許したがGK中村航輔の活躍もあってゴールネットを揺らされることはなかった。「つねに1枚余っている状態はつくれていたと思う」と中山は数的優位で対応できていたことを振り返る。

 チームとしての課題は、猛攻にさらされたときにしのぎきれるかにあった。第28節・甲府戦(●0-1)で後半44分に決勝弾を許したことを皮切りに、第30節・大宮戦(△1-1)、第31節・川崎F戦(△2-2)と立て続けに終了間際に失点し、「勝ち点」と「順位」を落としてきた。「最近は追いつかれたりというのもありましたけど、チーム全体で耐えきれたというのもありましたし、苦しい場面で次郎さんに助けられたというのが大きい」。20歳の若きDFは、32歳のベテランに感謝する。後半30分には中山のビルドアップのパスをインターセプトされ川又に決定機をつくられたが、鎌田が身を投げだしたスライディングでボールをゴールマウスに飛ばさせなかった。

 失点をゼロに終えたが、攻撃面では課題もあった。後半は、FW伊東純也のシュート1本に抑えられ、多くの時間で磐田に押し込まれた。「自分たちの主導権を握るうえの質で、苦しい展開を迎えたと思う。やろうとしていることは間違っていなかったと思いますし、上にいくためにもっと質を上げていかなければいけない」。DFらしからぬパスセンスで柏の攻撃の起点となるDFは、ACL出場権獲得に向けてレベルアップを誓った。

(取材・文 奥山典幸)


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