今季3点目となる直接FK弾を決めた鳥栖MF原川力

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[11.18 J1第32節 鳥栖2-1FC東京 ベアスタ]

 J1リーグは18日、第32節を各地で行い、9位のサガン鳥栖はホームのベストアメニティスタジアムで11位のFC東京と対戦した。いずれもACL出場、J2降格の可能性がない中で互いの意地が問われる一戦となったが、クラブ創設20周年記念試合で限定ユニフォームに身を包んだ鳥栖が2-1で勝利をおさめた。

 鳥栖は前節の新潟戦(●0-1)から先発2人を変更。FW豊田陽平とMF石川啓人に代えて、負傷から復帰したFWビクトル・イバルボとFW福田晃斗を入れた。一方のFC東京は前節の清水戦(△0-0)から3人を変更。DF吉本一謙、MF高萩洋次郎、FW大久保嘉人に代わってDFチャン・ヒョンス、MF橋本拳人、MF梶山陽平を起用した。

 先にチャンスをつくったのは、ここ5試合勝ちがないFC東京だった。前半7分、PA内でパスを受けたFW永井謙佑が相手をかわしてミドルシュートを放つが、GK権田修一が左手一本でビッグセーブ。さらに同12分、左サイドを突破したDF太田宏介のクロスに橋本がボレーで合わせるも、これも権田が弾き出した。

 ホームの鳥栖も徐々にプレスの強度を上げていき、相手陣内に迫る場面をつくる。すると前半16分、ショートカウンターから抜け出したFW小野裕二がDF室屋成に倒されてFKを獲得。ゴール正面やや左、約30m離れた位置からMF原川力が蹴り込むと、鋭く落ちたボールはニアポストに当たって、ゴールに吸い込まれた。今季7点目の原川にとっては、直接FKでのゴールは3点目となった。

 鳥栖はさらに前半34分、右サイドで起点になったFW田川亨介のパスを受けた小野が前線にスルーパス。PA内に抜け出したビクトル・イバルボのシュートはGK大久保択生に阻まれたが、こぼれ球に反応したMF福田晃斗がダイレクトで流し込み、前半を2点リードで折り返した。

 後半の立ち上がりはFC東京が優勢。後半3分、室屋のスルーパスからPA内右抜け出したFWピーター・ウタカのシュートは権田に阻まれたが、同8分には左サイドからの崩しでチャンスをつくる。鳥栖DFのクリアを拾った室屋が左足でゴールを狙ったが、わずかに左へ外れてしまった。

 一方の鳥栖は後半15分、福田に代えてDF青木剛を投入し、フォーメーションを4-3-3から5-4-1に変えて逃げ切りにかかる。同18分には、左サイドでボールを持ったビクトル・イバルボがPA内に斜めのクロスを送ると、GK大久保択が小野と空中戦で競り合いながらもキャッチ。その際、小野の足が大久保択の腹部に当たってしまい、危険なプレーがあったとして、小野にイエローカードが提示された。

 後半17分、FC東京は梶山に代えてFW大久保嘉人を投入。同26分にはピーター・ウタカに代えてU-17日本代表MF平川怜がピッチに入った。この日が17歳6か月30日の平川は、すでにFC東京U-23の選手としてJ3リーグ戦で16試合に出場しているが、J1は初出場。2002年、当時FC東京U-18所属だった16歳のDF呉章銀(現・城南FC)がJ1リーグ戦初出場を果たしているが、それに続く日本人最年少でのJ1デビューとなった。

 後半33分にFW前田遼一を投入したFC東京は同36分、左サイドをえぐった太田がゴール前に高精度のクロス。フリーになっていた大久保嘉がジャンプで反応したが、ボールは腰のあたりに当たって決めることができない。こぼれ球を橋本が反応して押し込もうとするも、オフサイドの判定となった。

 それでも、このまま試合が終わるかと思われた後半アディショナルタイム4分、FC東京は鳥栖DF鄭昇玄のクリアが後方に流れると、さらにDFキム・ミンヒョクのトラップミスに乗じた大久保嘉がボールを奪取。そのままゴール前に抜け出して、ようやく1点を返すことに成功した。しかし、反撃はここまで。1-2で敗れ、9月23日の柏戦(●1-4)以降、6戦勝ちなし(3分3敗)となった。


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