真っ黒な歯がインスタ映え!? 見た目が悪魔な沖縄ケンミン熱愛グルメとは?

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イカスミ……といえば、パスタのひとつの味付けとして食べたことがある人は多いだろう。独特のコクとうま味があり、なかなかおいしい。だが日本でイカスミを使った料理はあまりない。というより、ないものと思っていた。イカそのものはあれほどなじんでいる食材なのに、なぜかスミを生かした料理がないのも不思議だ。

と思っていたら、11月16日放送の『秘密のケンミンSHOW』では沖縄県民の熱愛グルメとして、イカスミ汁を紹介した。

イカスミ汁? 沖縄に何度も旅行したことのある筆者だが、印象に残っていない。ソーキ汁やヤギ汁など、沖縄には独自の汁物があるのは知っていたし食べたこともある。なのにイカスミ汁の存在には気づいていなかった。

だが沖縄県民に聞いてまわると、誰も彼も口々にそのおいしさを讃えるではないか。
「見た目はエゲツないけどご馳走だね」
「食べたことないのは損だよ」
「歯が黒くなったらインスタ映えする!」
中には……
「便秘したらおなかのお掃除してくれる」と意外な効能を主張する沖縄女子もいる。

県内の定食屋さんなどに入ると、確かにソーキ汁やヤギ汁と並んで、イカスミ汁がラインナップされていて、なんでいままで気づかなかったのか不思議なくらいだ。沖縄県民はごくごく普通に、例えば「イカスミ汁定食」なんてメニューを注文し、おいしそうに歯を黒くしながら食している。

値段は他の汁物に比べて少しだけ高いのだが、「今日は頑張ったから」と自分へのプチご褒美として注文するそうだ。

イカスミ汁に使うのは、「シルイチャー(白いイカ)」と呼ばれるアオリイカ。そのクリ(スミのこと)が旨みがあっていいのだそうだ。かつおだしにそのクリをドバドバ注入し、豚の三枚肉とンジャナと呼ばれる青菜を入れるのが定番。

なんでも、様々な国々と交易していた琉球王朝時代にポルトガルからイカスミの調理法が伝わり、中国から来た医食同源の考え方も相まって沖縄に根づいたらしい。だから独自の料理として沖縄だけで食べられているのだろう。

スタジオでは沖縄県民・ガレッジセールの二人が、「見た目は悪魔、味は天使!」だとみんなにイカスミ汁を熱烈にレコメンデーション。あまりの黒さに腰が引けていた他県民がおそるおそる食べると、すぐにそのおいしさに「これはクセになる!」と引き込まれる。

とくに、小倉優子や大路恵美ら美女たちが、口の中をお歯黒状態にしながら味わう様は、確かに別の意味でインスタ映えする絵になっていた。それはいいのだが、「私いまちょうど便秘中なんです」と言わなくても言いことを言っていた鈴木奈々が、食べていきなり「すっごくおいしい! 便秘治りました!」といろんな意味であんまりなことを口走ったのはどうかと思った。

このイカスミ汁、レトルトでも売られているようなので、一度試しに食べてインスタにアップでもしてみたいものだ。

【文:境 治】

提供:読みテレ