▽明治安田生命J1リーグ第32節、横浜F・マリノスvsセレッソ大阪が日産スタジアムで行われ、アウェイのC大阪が4-1で勝利した。

▽AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場を目指す5位の横浜FM(勝ち点55)と、3位のC大阪(勝ち点57)による注目の上位対決。今月2日にモンバエルツ監督の今季限りでの退任が発表された横浜FMは、指揮官の花道を飾るうえでも3位以内でのフィニッシュを目指す。今節に向けてはスタメン3人を変更し、4試合ぶりに松原が復帰。また、ケガ明けのウーゴ・ヴィエイラが久々のベンチ入りを果たした。

▽一方、今月4日にルヴァンカップ決勝を制しクラブ史上初タイトルに輝き勢いに乗るC大阪は、そのルヴァンカップ決勝と同じスタメンで敵地での上位対決に臨んだ。

▽立ち上がりから一進一退の攻防が続く中、ホームの横浜FMが早い時間帯に先制点を奪う。13分、相手陣内中央左で下平からマイナスのパスを受けたダビド・バブンスキーが前向きに仕掛けて右足を振り抜くと、低い弾道の強烈なシュートがGKキム・ジンヒョンの手を弾いてゴール右隅に突き刺さった。

▽バブンスキーの第2節以来、8カ月ぶりの今季3点目で先手を奪った横浜FMは、その後も勢いに乗って追加点を目指す。対するC大阪は20分にボックス内に抜け出した杉本が際どいシュートを放つと、徐々に攻勢を強めていく。32分には右サイドでの崩しから清武のパスに抜け出した杉本に再び決定機も、再びGK飯倉の好守に遭う。

▽前半終盤にかけては攻撃のギアを上げたC大阪が完全に押し込む。35分には柿谷のお膳立てから杉本、39分にはソウザがミドルシュート、前半終了間際にも柿谷がシュートを放つが、いずれもGK飯倉に防がれた。

▽迎えた後半も試合展開に大きな変化はなし。立ち上がりから攻勢に転じるC大阪は柿谷や清武がGK飯倉にセーブを強いていく。一方、守勢が続くホームチームは59分にバブンスキーを下げてよりカウンターに適したマルティノスを投入する。

▽相手守護神・飯倉の牙城をあと一歩で崩し切れないC大阪だったが、セビージャ帰りの46番が圧巻のポテンシャルをようやく発揮する。まずは64分、ボックス左角付近で仕掛けた丸橋から短い横パスを受けた清武がボックス左で左足を振り抜くと、これがゴール右上隅の絶妙なコースに決まり、同点に追いつく。直後の68分にはボックス左角でボールを受けた柿谷が浮き球のパスで折り返すと、これを清武が見事なワンタッチのバックヒールでゴール前に流すと、最後は古巣対戦の水沼が冷静に左足で蹴り込み、瞬く間に逆転に成功した。

▽清武の圧巻の1ゴール1アシストで試合を引っくり返したC大阪は、今度は日本代表帰りのエースストライカーが魅せる。70分、右CKの場面でキッカーの丸橋が左足インスウィングのボールを入れると、ニアに飛び込んだ杉本が頭で合わせ、25歳のバースデーを自ら祝い、浦和レッズFW興梠に並ぶ今季20点目で得点ランキングトップに立った。

▽その後、ホームで負けられない横浜FMは伊藤を下げてウーゴ・ヴィエイラを投入。対するC大阪は殊勲の清武を下げて山村を投入。この交代で4バックから5バックに変更し、逃げ切り体勢に入る。

▽その後、試合終盤の87分にはC大阪の右CKの場面で3点目と似たような形から丸橋と杉本のラインが開通すると、ヘディングシュートはGK飯倉に弾かれるも、こぼれ球をマテイ・ヨニッチが流し込み、試合を決定付ける4点目を奪った。そして、横浜FMとの上位対決を制したC大阪が、リーグ4連勝で3位の座をがっちりとキープした。