中盤の主導権争いに直結しそうなのが、技巧派・柏木(右)と武闘派・ミレシ(左)のマッチアップだ。

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 現地時間11月18日19時15分にキックオフされる、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1レグ。サウジアラビアの強豪アル・ヒラルの敵地に浦和レッズが乗り込む。
 
 アジアの頂点を決める対決を前に、アジア・サッカー連盟(AFC)が公式サイトで「攻撃的な両チームの戦いはローラーコースターのようなスピード感がある、目まぐるしい攻防戦になるだろう」と予測。俄然、注目度が高まっている。
 
 そんななか、米スポーツチャンネル『Fox Sports』のアジア版が、リャド決戦のプレビューを大々的に展開。ゲームの勝敗を左右する3つの“マッチアップ”を展望している。ひとつずつ紹介していこう。
 
[興梠慎三vsオサマ・ハウサウウィ]
 同局は浦和の最大の得点源はACLで7得点を挙げているラファエル・シルバだとしつつも、その傍らで数多のチャンスを創出している興梠の存在が大きいと分析。「この31歳のアタッカーの強さと効果的な動きがレッズにチャンスをもたらし、シルバが活きるスペースを与えている。もちろん得点力も折り紙付きで、今季のJ1リーグでは20得点を決めてトップスコアラーだ」。一方のアル・ヒラルDF陣にとっては、興梠を封じ込められるかどうかがひとつの試金石。同局は「コオロキを止められるのは確かな経験とフィジカルを持つ者だけ。アル・ヒラルにはハウサウウイがいる。1対1でほぼ無敵の33歳がどうコオロキを捕まえるかが、ゲームのひとつのハイライトだ」と論じた。
 
[柏木陽介vsニコラス・ミレシ]
 中盤では技巧派・柏木と武闘派・ミレシのバトルに注目。「カシワギは小気味いいパスワークでレッズの攻撃を牽引し、お得意のキラーパスで勝負を決める。中盤で異彩を放つだろう」と持ち上げ、「かたやウルグアイ出身のミレシも同等のクオリティーを誇る。的確な散らしのパスと敵のポゼッションを寸断する激しい追い込みが真骨頂」と説明する。マッチアップの注目は、「ミレシがカシワギの自由をどれだけ奪えるか」にあるとし、「そこで優位に立てば、アル・ヒラルは試合の主導権を握れるだろう」と結論付けた。
 
[槙野智章vsカルロス・エドゥアルド]
 浦和DF陣が警戒すべきは、準々決勝のアル・アイン戦(第2レグ)でハットトリックを達成したブラジル人アタッカー、C・エドゥアルドだ。「エドゥアルドは普段はトップ下にいるが、神出鬼没な動きが魅力で、前線のオマル・カルビンの背後から颯爽と飛び出してくる。カルビンに引きずられると痛い目に遭う」と分析。そこで、槙野だ。「レッズのディフェンスリーダーであるマキノは対応に追われるだろうが、彼にはヨーロッパで培った経験があり、そう簡単にエドゥアルドに自由を与えず、仕事をさせないはずだ」と予想した。
 
 サウジアラビアの首都リャドで行なわれる今回の第1レグを経て、第2レグは11月25日に埼玉スタジアムで開催される。浦和は過酷なアウェーゲームでアウェーゴールを奪い、最低でも引き分けで終えたいところだ。