練習中でも笑顔を絶やさないSuper Girls。彼女たちの素顔に迫る

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連載「Go!Go!シーホース」のvol.08では、チアリーディングチームはB.LEAGUE(以下Bリーグ)を語る上で欠かせない存在と書いた。今回は少し踏み込んだ部分にも触れていきたい。

フレッシュな新人編はコチラ!

アリーナで輝くチアガールは、学生やOLなど、もう一つの顔を持つ。ダンスの仕事に就く女性もいるが、チアガールの収入だけでは暮らしていけないのが現状だ。シーホース三河のSuper Girlsなら、基本的に毎週木曜日の夜が練習日で、ほとんどが終電の時間にまで及ぶ。週末になれば試合で丸一日が拘束となり、月曜日にはもう一人の私が始まる。OLなら休日はほとんどない。こうした時間の捻出はもちろん、食事管理や個人練習など、プロフェッショナルな意識も求められる。それに見合った報酬を得ているかと言われればクエスチョンがつく。これはどのチームにも当てはまる事情である。

それでも、どうして続けるのか。Super GirlsのキャプテンCHIHOさんは「単純に好きなんだと思います」と話す。「好き」にはダンスやバスケ、仲間と過ごす時間など、さまざまな意味が含まれるだろう。「試合が終わればクタクタですよ」と笑う表情に悲壮感はない。損得勘定を抜きにした純粋さやひたむきさ、情熱があるから観客の心を動かすのだろう。長年、アリーナに足を運んでいるブースターの中には、チアガールのファンも多いと思う。彼女たちを応援したくなる気持ちが、今はとてもよく分かる。

今シーズン、千葉ジェッツがチアガールの一人と専属マネージメント契約したことが話題になった。今後はこのような流れが少しずつ波及していくかもしれないと期待している。Bリーグはチアガールにも夢を与える舞台。そうなれば一人のバスケファンとしてもこれほど幸せなことはない。彼女たちもアリーナに必要な主役なのだから。

さて!前置きが長くなったが、気を取り直してSuper Girlsの先輩たちを紹介していこう!

キャプテンのCHIHOちゃんはOLとして働く傍ら、ダンススクールの講師としても活躍中。「加入して6年目ですが、ここまでメンバーが変わったのは初めて。まったく新しいSuper Girlsに進化したと感じています」とメッセージをくれた。

チアドラゴンズで活躍した経験を持つ副キャプテンのNANAKOちゃん。「今年は学生のメンバーが増えて、とても元気のあるチームになりました。私も負けずに頑張りたいと思います!」

ダンスやヨガのインストラクターとしても活躍するMIKUちゃん。「新メンバーのおかげで勢いがありますね。これからはもっと自己アピールもしていきたい!」

昼間は家業を手伝いつつ、ダンスの先生としても活躍するALISAちゃん。「(アリーナについて)テーマーパークのような空間ですから誰でも楽しめると思います。一人でも多くの方に味わってもらいたいですね」

OLのYUKOちゃん。「Bリーグは2年目を迎えて、さらに盛り上がっているのを感じます。(今年の目標について)やっぱりセンターに立ちたいですね!」

女子大生のRYOKAちゃん。「去年のラストゲームになった栃木ブレックス戦の熱が今でも心の中に残っています。普段の試合からこの熱を忘れないで、アリーナを盛り上げていきます!」

最後はOLのAYUMIちゃん。「目立ちたくて髪をばっさりと切りました(笑)。(バスケの面白さについて)イベントが多いので、バスケのルールを知らなくても楽しめると思いますよ」とメッセージをくれた。

以前に紹介した6名を合わせた、合計13名が今年のSuper Girlsのメンバーだ。彼女たちも立派なシーホース三河の一員。これからはアリーナを楽しませてくれる彼女たちの姿にも注目してもらいたい。では、次回の更新をお楽しみに!【ライター/シックスマン】(東海ウォーカー)