アリーナ・ザギトワ【写真:Getty Images】

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フランス大会SP、62.46点で5位 米解説者「タイミングが合わなかった」と指摘

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦・フランス杯は17日(日本時間18日)、女子ショートプログラム(SP)でアリーナ・ザギトワ(ロシア)は転倒などミスが響き、62.46点で11人中5位。首位ケイトリン・オズモンド(カナダ)とは6.59点差でフリーに挑むが、大会を中継したIOC運営の五輪専門チャンネル「オリンピックチャンネル」の海外解説者は「強い自信を保てず、今日はそれが影響したのでしょう」と言及している。

 ザギトワは基礎点が1.1倍となる演技後半にジャンプを盛り込んでいるが、3回転ルッツ―3回転ループを予定していた連続ジャンプの一つ目で転倒。続く3回転の連続ジャンプでも2つ目の着氷が乱れるなど、ジャンプにミスが目立った。演技後は両手を腰に当て、厳しい表情を浮かべた15歳。62.46点とスコアを伸ばせず、11人中5位と不本意な結果になった。

 中継した「オリンピックチャンネル」では演技後、解説者は「アリーナはジャンプでかなり苦戦しました」と触れた。

「(ロシアの)チームメイトのメドベージェワと同様に、彼女のSPでの戦略はジャンプを後半にまとめることです」と紹介しつつ、「トリプルルッツでブレード(刃)が回り切っておらずに転倒しました。タイミングが合わなかったのです。彼女は心の平静を保ち、次でコンビネーション(ジャンプ)に挑みました。3回転フリップから3回転ループに続けたところで疑わしい着氷となりました。ブレードが4分の1回転に収まっていないように見えます。最後はダブルアクセル。強い自信を保てず、今日はそれが影響したのでしょう」と言及している。

中国杯ではフリーでの圧巻演技で逆転優勝 “成功体験”の再現なるか

 ザギトワはシニアGPシリーズ初戦となった第3戦・中国杯で、SP4位から逆転して鮮烈なVデビュー。国際スケート連盟(ISU)もGPシリーズ半分を消化した時点で、「最大のサプライズはアリーナ・ザギトワ」と15歳の新鋭にスポットライトを当てていたが、今大会では好スタートを切ることはできなかった。

 もっとも、優勝を飾った中国杯でもSPは演技後半冒頭の3回転-3回転をミス。それでも、翌日のフリーでは3回転ルッツ-3回転ループの高難度な連続ジャンプを決めるなど、後半に固めた7本のジャンプをほぼノーミスで着氷し、圧巻の完成度で樋口新葉(日本橋女学館高)らを抑えて優勝を勝ち取った“成功体験”がある。

 秘めるポテンシャルは無限大。今をときめく15歳のフリーの演技に注目が集まる。