駅伝の季節が到来(写真はイメージ)

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 駅伝の季節が到来した。

 箱根駅伝は現在、青山学院大が3連覇中、というのは周知の通り。情勢にさとい方は、10月に行われた“大学三大駅伝”初戦の「出雲駅伝」で優勝した東海大が、青学を脅かす対抗馬にのし上がったこともご存知だろう。

「いやいや、鈴木健吾の神大を忘れちゃだめでしょ」

 と仰る方は、なかなかの駅伝通である。

 伊勢路を走る全日本大学駅伝で神奈川大が20年ぶり3回目の優勝を果たした。

 実は、鈴木は1年生から箱根を走っている(6区19位)。2年生で各校のエースが集う“花の2区”に抜擢され、このときは14位だったが、今年、3年生で再び2区を走り、青学のスター一色恭志や、リオ五輪出場の順大・塩尻和也らを押しのけて区間賞を受賞。一躍、その名を轟かせた。

駅伝の季節が到来(写真はイメージ)

 スポーツ紙陸上担当記者が語る。

「瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが彼にゾッコン。今春ニュージーランドで行われた日本陸連の男子マラソン強化合宿にも招いています。合宿は瀬古流スパルタで、多くの選手が脱落するなか、鈴木は3週間で1000キロメートルを走り抜いたそうです」

 8月のユニバーシアードハーフマラソンで銅メダル。

「その疲れを癒すため、出雲は出走を回避。神大も鈴木も、伊勢にピークを持ってきたのです。青学、東海大両校がコンディション不良だったとはいえ、神大にとっては会心の走りでした」

 正月の箱根も期待?

「8人で走る伊勢と違い、箱根は10人で走るし、山もあるのでさすがに厳しい。ただ、鈴木は2年連続2区区間賞の期待がかかります。2月には初マラソンとなる東京マラソンに出走予定。卒業後は富士通に進み、本格的にマラソン選手の道を歩むことになります。射程はもちろん東京五輪」

 以後、お見知りおきを。

「週刊新潮」2017年11月16日号 掲載