11月18日(土)〜19日(日)に行くべき、観るべきイベント!
今、話題のゆるくてキュートな張り子で福を呼ぶ!

いま行っておきたいアツいイベントを独断と偏見で紹介する連載。(毎週金曜夜更新中♡)

壁からぶら下がって鑑賞するアート!

|《建物》 2004年リノリウムにデジタルプリント、照明、鉄、木材、鏡800×600×1,200 cm展示風景:ニュイ・ブランシュ、パリ2004年 ※参考図版|

今年、話題になった言葉に贈られる新語・流行語大賞の候補に「インスタ映え」がノミネートされたわね。インスタ映えするスポットには多くの人が集まっていて、その現象を無視できないいろんな企業やブランドが「映えるのか、映えないのか」を重視している時代。それは食やファッションのみならずアート界でもそう。
写真OK、SNS大歓迎と謳った展示が増えていて、若い子たち(こういうと歳とった感がすごい出るわ)の間ではフォトジェニックな作品を撮影してインスタにアップ、それを見た人が展示を見に来てインスタにアップ、って流れがごく自然に起きているらしいのよ。で、いつも話題の展示を開催する森美術館が今回もやってくれるわよ。それがインスタ映えする作品がてんこ盛りの「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」!

|鏡にうっすら映った鑑賞者の姿がまるで亡霊のよう。《精神分析医の診察室》2005年 ソファ、本棚、机、椅子、カーペット、ガラス、照明のある同じサイズの2部屋 サイズ可変 展示風景:プロア財団、ブエノスアイレス、2013年撮影:Clara Cullen※参考図版|

レアンドロ・エルリッヒといえば、日本一有名なプールと言っても過言ではない金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」を作った人。鑑賞者の視覚や聴覚の錯覚を巧みに利用して、摩訶不思議な体験をさせてくれる作品を発表しているの。この展示は、エルリッヒの錯覚パワーをいかんなく発揮する大規模個展。目を疑うような光景があちこちに広がっているわよ。

インスタ映えしちゃう作品ばかりだけど、写真を撮ることよりもまずはその不思議な世界を見て、飛び込んでみて。

彼の作品世界のなかでは自分の姿が鏡に映らなかったり、亡霊のように見えたり。普段、私たちが”当たり前”にみている現象に不思議なトリックをしかけることで、「現実」とは何かを改めて考えるきっかけになるはずだわ。

ちなみに、森アーツセンターギャラリーで同時開催中も「ドラえもん展」もすごく楽しいから、時間に余裕をもって2つの展示をハシゴしちゃって!

■「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」〈森美術館〉03-5777-8600。 10:00〜22:00(最終入館 21:30)
※火曜日のみ、17:00まで(最終入館 16:30)。〜2018.4.1(日)。 会期中無休。一般1,800円。

前田ビバリーさんの張り子イベント!

|『「おもしろ張り子』前田ビバリー著 1,620円。単行本(ソフトカバー): 128ページ 出版社: グラフィック社 (2017/11/9) 言語: 日本語|

郷土玩具や縁起物をモチーフにした、素朴でかわいい張り子と小さな人形を作る、張り子作家の前田ビバリーさん。彼女の作品が53点掲載されたおもしろさ凝縮の著書『おもしろ張り子』の出版記念イベントが1日限りで開催されるわよ!

手のひらサイズの小さな張り子には素朴さと茶目っ気がたっぷり詰まってて、彼女の作品を見ていると本当癒されるのよね〜。毎日忙しくて慌てふためいているあなたも一つ手に取ってみるといいわよ。心に余裕ができて「もう締め切りとかいいか?」って思えてくるから!

イベント当日は本と張り子を販売するほか、本についてのお話し会、前田ビバリーさんによる、おしゃべり三味線弾き唄いなど気になる催しものがたくさん!

ビバリーさんに会ってみたい人、おしゃべり三味線ライブを聴きたい人、張り子をじっくり選びたい人、熊手で運を呼び込みたい人、もうエブリバディOK状態。購入者先着30名には特製のミニ熊手をプレゼントしてくださるんですって。福を呼び寄せてくれそうね。前のめりで行かなきゃ!

|著書では、ビバリーさんオリジナルの型作りから完成まで丁寧に解説。懐かしくて新しい張り子が作れちゃうんだって。あなたももしかして夢の張り子作家に!?|

■「前田ビバリー著「おもしろ張り子」出版記念イベント」〈(PLACE) by method. ギャラリーCIRCLE
。東京都渋谷区東1-3-1 カミニート16号。11月19日。14:00-18:00。