【東京モーターショー2017】小型車に力を入れてきたダイハツの出展車両をご紹介!
DN compagno
1963年に登場したダイハツ初の乗用車「コンパーノ」をモチーフにしたトリビュートモデル。コンパーノはイタリアのカロッツェリア「ヴィニャーレ」がスタイリングを担当したが、今回出展されたモデルは自社でデザインしている。

コンパーノは2/4ドアセダンであったが、「DN compagno」は大人2人がゆったり過ごせる前席を優先したパッケージに上質なインテリアを組み合わせ、自分らしい生活を楽しみたいアクティブシニアに向けたコンパクト4ドアクーペとして製作された。


昨今のクルマにしてはウェストラインが低く見えるが、DNGAの考え方を取り入れており、プラットフォームを共有してさまざまな車種を開発できることを念頭に入れており、実際の着座位置は見た目ほど低くはなっていない(関係者に話を聞いたところ、あともう少しヒップポイントを下げることは可能だとか)。

フロントマスクはコンパーノを彷彿とさせ、小振りなリアコンビランプも往時のそれを思わせるが、単純なレトロ路線を狙っているわけではなく、ルーフラインやボディ側面を奔るキャラクターラインなどは現代風のスタイリッシュな意匠が与えられている。

メカ二ズムは1Lターボエンジン、もしくは1.2Lのハイブリッドシステムの搭載を前提にしており、トランスミッションはCVTが組み合わされる。


今回出展されたモデルはあくまでもショーカーということで、市販の予定はないそうだが、手頃な価格の大人が乗るに足るスタイリッシュなクルマが、国内メーカーからほとんど消えてしまったことを考えると、ぜひとも市販して欲しい。

DN TREC
「日常と趣味の両立を実現するコンパクトでスタイリッシュなSUV」をコンセプトに製作されたコンパクトSUV。コンパクトなサイズながらフェンダーやフロントマスクなどはSUVらしく力強くアクティブなイメージを巧みに表現している。

ダイハツというと1974年に登場した「タフト」以来、「ラガー」「ロッキー」「テリオス」と小型クロスカントリー・ヴィークルに定評があったが、昨年販売を終了した「ビーゴ」でその系譜は途絶えてしまった。それらのDNAを引き継ぐかと思いきや、DNGAの考え方で生まれた「DN TREC」は伝統の縦置きエンジン+後輪駆動レイアウトではなく、横置きFFベースの1Lターボエンジン、もしくは1.2Lのハイブリッドシステムを積むクロスオーバー車として企画されたという。

市販化についてダイハツから公式なアナウンスはないが、おそらくビーゴが抜けた穴を埋めるコンパクトSUVとして、そう遠くない将来、市販化されるものと思われる。


DN MultiSix
今年8月のインドネシアモーターショーに出品された6人乗りのコンパクト・マルチパーパスカー。東南アジアなどの新興国で人気の高かった「セニア」(日本未発売)の後継車と言う位置づけ。

国内市場に投入されるかは何とも言えないが、2012年に販売を終了した「パッソセッテ」以来、ダイハツでは多人数乗車が可能なミニバンがラインナップにないため、市販すればそれなりに需要があるものと思われる。


DN ProCargo
1957年に発売した「ミゼット」のDNAを受け継いだ商用電気自動車。使い勝手の良さと高い拡張性にこだわり、女性やシニアでも乗り降りしやすい低床フラットフロアと高いウォークスルー可能な車内空間がウリ。また、幅広い業種・用途に合わせ変化させられるバリエーション豊かなマルチユニットシステムを採用している。難点は初代ミゼットを知る人間にはどうしても「ミゼット」の名前を出されることに違和感を感じてしまうところ。


DN U-SPACE
モダンプロダクト的なシンプルさをもった内外装とハンズフリー機能を備えたBピラーインの大開口前後スライドドア、助手席チップアップシートによる室内ウォークスルー、前席パノラマビューなどによる使い勝手の良さが自慢の軽自動車。いわゆるひとつの"ママさん向け"の軽ハイトワゴン。たしかに内外装はダイハツらしくクリーンで洗練されているが、正直この手のクルマは食傷気味。すでに市場はこの手のクルマで溢れ返っているわけだし...。

【ギャラリー】Daihatsu: Tokyo Motor Show 201713



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