【仙台vs大宮プレビュー】仙台はG大阪戦で28本ものパスから得点…大宮は新監督就任が吉と出るか凶と出るか

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■ベガルタ仙台 古巣との一戦となる石原直樹に期待がかかる

【プラス材料】
 長い時間をかけて磨いてきたパスワークによる攻撃が機能している。1−1のドローに終わったリーグ前節のG大阪戦ではGKから28本ものパスをつないで相手を崩し、奥埜博亮が同点弾を挙げた。攻撃に自信を深めていることは大きなプラス材料で、相手が守備を固めていても焦れずに攻め続ける力が勝機を高めるはずだ。

 攻撃をフィニッシュにつなげるFW陣も、3週間の中断期間でコンディションを上げている。1−2で敗れた大宮との前回対戦でゴールしたクリスランや、現在9得点で、かつて大宮でプレーした石原直樹には特に期待がかかる。

 また、残り3試合のうち2試合をホームで戦えることも好材料だ。今節の大宮戦も試合前々日の16日時点で多くの席種が売り切れており、多くのサポーターが仙台を後押しする。

【マイナス材料】
 直近のリーグ戦は2分2敗と4試合勝ちがない。ルヴァン杯ではベスト4まで進出したもののリーグ戦では12位にとどまっており、なかなか“勝ち癖”がつけられないことが最大のマイナス材料と言える。

 また、今節対戦する大宮には、今季のルヴァン杯では2−1で勝利しているものの、リーグ戦に限れば2013年のJ1第26節を最後に5試合勝利がない。近年の相性の悪さは気になるところだ。

 相変わらず富田晋伍らけが人が多いことも不安材料だ。中断期間の11日に行われた練習試合で復帰できた負傷者はGK石川慧のみ。台所事情はまだ厳しい。

文:totoONE編集部

■大宮アルディージャ 選手たちは責任を感じながら闘志を燃やす

【プラス材料】
 昨季のJリーグ最優秀監督である石井正忠氏が新監督に就任した。

 鹿島時代に指導者としてJリーグや天皇杯を制し、クラブW杯準優勝にも輝いた実力者が、降格圏から抜け出せないチームに「勝者のメンタリティ」を植えつけてくれると期待が高まっている。新監督は就任会見の席で「J1残留に向けてクラブ全体が一丸となって戦えるようにチームを作り直して、この状況をどうにか脱したい」と意気込みを口にしている。

 今季2度目の監督交代を受けて、選手たちは責任を感じながら闘志を燃やしている。選手会長を務める大山啓輔が語った「すべて選手の責任。(伊藤)彰さんに申し訳ない。残り3試合勝って残留を勝ち取りたい」という思いは、選手全員に共通するところだろう。

【マイナス材料】
 最終ラインの柱である河本裕之が突発性難聴と診断された。「症状が改善次第、チームに合流する予定」だが復帰は未定。対人プレーの強さ、相手ロングボールを跳ね返す高さ、仲間を鼓舞する闘争心などが半減することになり、大きなマイナス要素だ。

 リーグ前節のC大阪戦でレッドカードを受けたマテウスが出場停止。先発出場でも交代出場でも流れを変えられる、攻撃の切り札と言えるドリブラーの欠場は痛い。

 リーグ戦は3試合連続ドロー中だったが、前節はC大阪相手に1−2で敗れた。その結果、9試合勝ち星なしという迷宮に入り込んでいる。先制を許すと一気に苦しくなり、なかなか勝ち点3を奪えない状況だ。仙台をホームに迎えた前回対戦は山越康平と大前元紀の得点で2−1の逆転勝利を収めたが、大前はその一戦以降1ゴールしか奪えていない。

文:totoONE編集部