【土屋雅史氏のJ2展望】土屋雅史がJ2ベストイレブンを選出!…2017シーズンを彩った“今年の顔”は誰だ!?

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■最終回は毎年恒例! 個人的J2ベストイレブンをご紹介

 湘南の優勝とJ1復帰が決まり、長崎もクラブ史上初となるJ1昇格を達成した今シーズンのJ2リーグ。昇格への最後の1枠を巡るプレーオフ進出圏争いと、レギュレーション上は降格圏にあたる21位を避けるための残留争いも熾烈を極めるなかで、いよいよ今週末には最終節がやってきます。

 今シーズンもここまでこのコラムを書かせていただいたことで、かなり思い入れを持ってJ2を追い掛けてきましたが、『今週のJ2』も今回が最終回ということになります。ということで、ここは昨シーズンに引き続き、第41節を終了した段階での、個人的J2ベストイレブンをお届けしようと思います。異論反論はもちろんあると思いますが、そこは“個人的”ということで、ご容赦いただけますと幸いです。

【GK】
秋元陽太(湘南) 41試合出場
F東京から復帰した今シーズンは、開幕からここまで全試合にフル出場。リーグ最少失点を誇る守備陣のなかでも、彼のファインセーブで拾った勝ち点は数知れず。とりわけ月間MVPに輝いた6月はすべて1−0での3連勝に貢献するなど、改めてその実力を証明してみせた。

【DF】
大本祐槻(岐阜) 41試合出場4得点
ルーキーながらリーグ戦の全41試合にスタメン出場を果たすなど、完全にチームの主力として大活躍。サイドバックとウイングをこなせるポリバレントさと、トリッキーなドリブルはJ2の舞台でも十分通用するレベル。大木サッカーの重要なピースとして日々成長を続けている。

【DF】
乾大知(長崎) 40試合出場4得点
昇格を引き寄せた長崎のフィールドプレーヤーで、最も出場時間の長いセンターバック。移籍初年度にもかかわらず、すぐさまチームにフィットし、安定した守備力で定位置を確保。前節の讃岐戦では先制点もマークしてみせた。実弟の乾貴哉(千葉)との兄弟対決も注目を集めた。

【DF】
近藤直也(千葉) 37試合出場3得点
序盤戦はハイラインを敷くチーム戦術のなかで、なかなか機能しきれなかった部分もあったが、持ち前の戦術眼の高さで微調整を繰り返し、最適解を確立。キャプテンとして、ディフェンスリーダーとして千葉を支え続けている。現在の6連勝も彼の安定感があってこそ。

【MF】
ガブリエル・シャビエル(名古屋) 15試合出場7得点
7月に突如として名古屋に現れた救世主。特別なスキルがある訳ではないが、正確な技術と判断力で、途中加入にもかかわらず7得点14アシストというとんでもない数字を残している。彼の驚異的な活躍抜きに今シーズンの名古屋は語れない。

【MF】
内田達也(東京V) 40試合出場1得点
経験豊富なロティーナ監督からの信頼も厚いボランチは、移籍早々に定位置を掴むと、攻守にいちいち“気の利く”プレーで勝ち点の積み上げに貢献。地味な役回りが多いものの、第37節の群馬戦ではヘディングで決勝点をマーク。4年ぶりにリーグ戦でのゴールを記録した。

【MF】
小塚和季(山口) 38試合出場8得点
新監督就任直後は途中出場も多かったが、その圧倒的なスキルでスタメンを奪還。苦しい戦いの続くチームを、8得点7アシストという明確な数字で牽引している。特に大逆転勝利を収めた第34節の松本戦で、2点目の起点になったグリーンカットパスは、狂気すら感じるスーパーなパスだった。

【MF】
岩尾憲(徳島) 40試合出場4得点
出場停止の1試合を除く40試合にスタメンフル出場を果たしている徳島の心臓。若い選手が多く、前へ前へと行きがちなアタッカー陣が自由にプレーできるのも、この男のバランス感覚があるから。もっと高い評価を得てもいいと思う、J2指折りのミッドフィルダー。

【MF】
三門雄大(福岡) 40試合出場3得点