【済州聯合ニュース】北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長と米国首席代表のジョセフ・ユン国務省北朝鮮担当特別代表は17日、韓国南部の済州島で1時間余り会談した。双方は、北朝鮮はここ2カ月余り核実験やミサイル発射を控えているものの挑発を中断する意思を明確に示していないとして、当面は北朝鮮を非核化交渉に導くための圧力に重点を置くことで一致した。

 李氏は会談後に記者団に対し「韓米首脳は(7日の会談で)北の核問題の外交的・平和的な解決に合意した」とし、会談ではこの原則にのっとったアプローチ方法を重点的に話し合ったと伝えた。

 北朝鮮は9月15日に日本上空を越える中距離弾道ミサイル「火星12」を発射して以降、軍事的挑発をしていないが、李氏は「北はまだ(挑発を中断するという)意思を表明しておらず、(米国は挑発を中断した日と)カウントしていないと聞いた」と述べた。北朝鮮が「対話のために挑発をしない」ということを表明すべきだと米国側は考えているとも伝えた。挑発を控えている理由については「分からない」とした。

 一方、現状での北朝鮮に対する韓米共同の対応については「対話の場に呼び出すための制裁と圧力を続ける」と説明。北朝鮮が非核化交渉に臨む姿勢がないため、今は制裁と圧力に重点を置くが、北朝鮮を対話の場に引き出すことが韓米の基本的な目標だとした。

 ユン氏も「(韓米)共同の政策基盤は北朝鮮が根本的に非核化すべきだということ。われわれはきょう、その目標をしっかり再確認した」と伝えた。

 両氏は、中国の習近平国家主席の特使として中国共産党中央対外連絡部の宋濤部長が同日訪朝することに期待を示した。

 宋氏は滞在中、北朝鮮核問題や中朝関係の改善を話し合うとみられており、李氏は「現時点で相当大きな意味を持つかもしれない」と語った。ユン氏は「中国にも非核化を重大な目標と捉えてほしい。われわれは中国の特使がその目標を進展させられることを希望する」と述べた。