【J1ピックアッププレビュー】負ければ即鹿島V2、川崎Fは逆境乗り越えられるか《川崎FvsG大阪》

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▽首位の鹿島アントラーズを勝ち点7差で追う2位の川崎フロンターレ。代表ウィーク明け初戦の18日に行われる明治安田生命J1リーグ第32節では、負ければ即座に鹿島の優勝が決定してしまう絶体絶命の中、10位に沈むガンバ大阪という難敵をホームの等々力陸上競技場で迎え撃つ。

◆必勝義務〜川崎フロンターレ〜

▽悲願の初タイトルが懸かったセレッソ大阪との2017JリーグYBCルヴァンカップ決勝でクラブ4度目の準優勝。またしても対戦相手の喜ぶ姿をただただ見届けるにとどまった選手たちのメンタル面が気がかりだ。その中で、負ければ即座に鹿島の優勝が決まる一戦を迎えるが、逆をいえば、目の前の試合に勝つことで川崎Fも逆転優勝の可能性を繋げることができる。川崎Fにとって、クラブとしての真価が試される一戦になる。MF中村憲剛らを筆頭に大きな敗戦後の初戦でどのようなリアクションを見せてくれるのか注目だ。

◆飢えた選手の活躍〜ガンバ大阪〜

▽一方、近年では珍しくタイトルも降格も何ひとつ懸かっていないG大阪は、いわゆる消化試合が続く。そうした影響からか、現在は1995年以来のクラブワーストタイ記録が迫る7試合連続未勝利(3分け4敗)で、2011年以来の17試合連続失点中と悪いデータが並ぶ。さらに、長谷川健太監督の今シーズン限りでの退任決定後、公式戦10試合で白星なし。チームとして目標を失った今、目の前の試合を消化試合にするのではなく、来シーズンに繋がる戦いを見せることが必要となる。出場機会と結果に飢えたMF中原彰吾や、MF井出遥也ら若手の活躍に期待したい。

◆鉾と鉾

▽リーグ戦の対戦成績は12勝5分け8敗でG大阪がリード。昨シーズンのリーグ最終戦(2-3でG大阪が勝利)など、派手な打ち合いが展開されることの多いカードとなる。実際にデータ的にも、過去J1で20試合以上行われた各カードの中で、最も1試合平均得点(4.12)が多いのが川崎FとG大阪の一戦。ちなみに、今シーズンのJ1でも試合最後15分間に最もゴールを決めているのが川崎F(18点)で、それに次ぐのがG大阪(15点)である。最後まで目が離せない戦いになることは間違いない。

【予想スタメン&フォーメーション】

◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チョン・ソンリョン

DF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎

MF:エドゥアルド・ネット、大島僚太、家長昭博、中村憲剛、阿部浩之

FW:小林悠

監督:鬼木達

▽主力に大きな故障者なく、MF大島僚太、MF家長昭博、MF中村憲剛、MF阿部浩之、FW小林悠らベストメンバーが先発に揃うことになるだろう。日本代表の欧州遠征から戻ってきたDF車屋紳太郎も出場の見込み。盤石の面々でG大阪に立ち向かう。

◆ガンバ大阪[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:東口順昭

DF:初瀬亮、三浦弦太、今野泰幸、藤春廣輝

MF:遠藤保仁、井手口陽介、米倉恒貴、倉田秋、泉澤仁

FW:赤崎秀平

監督:長谷川健太

▽こちらは、代表ウィーク前と同様に負傷離脱者が多く、苦しい台所事情に変わりない。今節も多数の主力を欠いた戦いが余儀なくされる。その中で、代表帰りのGK東口順昭、DF三浦弦太、MF井手口陽介、MF倉田秋は先発の見通し。FW呉屋大翔ら若手にチャンスが巡ってきそうだ。

【注目選手】

◆MF家長昭博(川崎フロンターレ)
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▽川崎Fのキープレーヤーは、“天才”家長だ。シーズン序盤こそ独特なチームスタイルへの適応に苦しんだものの、試合を重なるごとにアジャスト。今や阿部、大島、中村とともに魅惑の中盤カルテットの一翼を担う。今節は縁深き古巣G大阪戦。自身を尊敬するG大阪時代の後輩である倉田の前でより決定的な仕事をしたい。

◆MF倉田秋(ガンバ大阪)
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▽G大阪からピックアップする注目選手は倉田だ。今シーズンはここまでJリーグ全試合に先発出場し、得点数もチーム2位の8ゴール。その中で、最近の日本代表としても常連になりつつあり、評価は高まる。だが、右足小指骨折の影響もあってか、今回の代表戦で出番なく帰国の途に。舞台は違うが、自身の憧れとする家長擁する川崎Fを相手にうっ憤を晴らしたい。