山下社長は、プリンターで画像を印刷したTシャツを着用し、アピールした。左がプリンター「Ri100」

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 リコーは16日、布地のTシャツやトートバッグに好きな写真や絵を10分弱で印刷できる小型プリンター「リコー Ri100」を20日に発売すると発表した。アパレル店舗や旅行先、イベント会場などに訴求する。最終消費者が思い出の写真や絵を形にし、持ち帰れる体験を提案する。価格は29万8000円(消費税抜き)。Tシャツやコンテンツも提供し、3年後に売上高100億円を目指す。

 同日都内で会見した山下良則社長は「1点物の喜びを届けたい」と笑顔で語った。国内外で実施した体験イベントに参加し「子どもの絵がTシャツになった時のお母さんの笑顔が良かった」(山下社長)と語る。

 オフィス機器のノウハウを生かし、小型で低価格な製品を実現した。プリンターのほかに、熱でインクを定着させる仕上げ機「Rh100」が必要。価格は5万4000円(消費税抜き)で、プリンターと合わせて30万円台半ばに抑えた。内部の熱が外装に伝わらない安全設計を採用したほか、印刷方法も簡単にした。

 アパレル大手では、新製品の活用に向けたプロジェクトが始まったという。リコーは構造改革の真っただ中だが、新しい提案にも力を注ぎ、再生計画を推進する。山下社長は、プリンターで画像を印刷したTシャツを着用し、アピールした。左がプリンター「Ri100」