15日、韓国・聯合ニュースによると、来年2月に開催される平昌冬季五輪会場で、韓国伝統の楽器を使った応援が禁止される。資料写真。

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2017年11月15日、韓国・聯合ニュースによると、来年2月に開催される平昌(ピョンチャン)冬季五輪会場で、韓国伝統の楽器を使った応援が禁止される。

五輪組織委員会は同日、競技会場に搬入できない応援道具のリストを公表した。これによると、「スティックバルーン」「ブブゼラ」「ホイッスル」のほか、「プク(太鼓)」「チン(どら)」「ケンガリ(小型のどら)」といった韓国の伝統楽器の持ち込みが禁止された。音が鋭くあまりにも大きいため、競技の運営や観覧に障害となる可能性があるためだ。

組織委関係者は、韓国行政安全部の担当記者団を対象に開いた説明会で「スケート競技場のように密閉された空間では、選手らが(小さな音にも)敏感になり得る。進行の邪魔になりかねないとみている」と説明。また「非常避難の際にも(避難放送が)聞こえない可能性が生じ、高額のチケットを買った観客の『見る権利』にも配慮し、伝統楽器などの搬入を禁止したと聞いている」と続けた。

このほか、組織委は安全のため「爆発物・点火装置」「銃・弾薬」「オリンピック憲章に反する政治・社会批判や人種差別の掲示物」「麻薬および向精神性医薬品、大麻」などを競技場内への持ち込み禁止物品として紹介している。盲導犬などを除くペットも入場が禁止された。ただし「自撮り棒(サイズに制限あり)」や「喫煙用ライター・マッチ」などは例外として持ち込み可能とした。

聯合ニュースは、特に韓国伝統楽器の持ち込み禁止について「冬季スポーツファンの間で一部波紋が予想される」と伝えたが、韓国ネットユーザーは組織委の方針に賛成の声が多いようだ。

記事には「確かに、チンは音がうるさい」「チンとかケンガリの音を聞き続けるのは不快だし、情緒的にも良くない」「当然禁止すべき。選手たちにとっては一世一代のチャンスや結果。それを楽しもうと観客が楽器をたたくのは騒音公害だ」といった声が並んでいる。また「拍手で応援しよう」「外国人たちにとって韓国がいい思い出として残るよう、みんなで努力しよう!」と求める声も上がっている。

しかし一部からは「いや、それでも必ず持ち込む迷惑客がいるはず」と不穏な予測も。

一方で「いやいや、行かなきゃいいこと」「家でテレビ観戦するのに楽器が必要?チキンとビールがあれば十分」と冷めたユーザーもおり、韓国内ではまだまだ五輪歓迎ムード一色とはいかない様子がうかがえた。(翻訳・編集/松村)